A社事例:後継者育成+事業承継
~先代からの信頼を勝ち取り 8ヶ月で社長交代を実現~
【A社 会社概要】
設立:1979年
資本金:5,000万円
社員数:60名
事業内容:消防設備点検・リニューアル工事業
事例概要
先代は後継者の力量に物足りなさを感じており、社長交代の決断ができない状況にあった。弊社が支援に入り後継者の経営スキルを鍛え上げ、6ヶ月後には目覚しい業績を上げることができた。後継者に厳しい評価を下していた先代であったが、後継者の力量を認め、支援開始から8ヶ月で世代交代を実現させた。
成功へのカギ
先代からの評価を獲得し
安心して任せられる状況を作り上げること
支援内容
【状況把握】
事業承継に関連する課題、会社全体の経営課題、後継者ご本人に関する課題というように課題を整理した。
さらに、スキル診断ツールを利用し経営スキルの可視化を行いました。
【スキルの底上げ】
2週間に1回(平均 2.5時間)の頻度で指導が行われ、後継者がリアルに直面する課題解決を支援しつつ
スキル診断で明確になった強化対象スキルを鍛えるための宿題が出されます。
【中期計画策定支援】
スキル強化期間中に習得した分析力・数字力を活用し、業界動向や自社の経営資源、市場環境を読みながら5ヶ年の中期経営計画(業績目標計画)を作成します。
【社長就任挨拶作成支援】
中期経営計画の実行計画(=どうやって実現するのか?)の策定支援を実施します。資料作成だけでなくプレゼンテーションの練習では話し方についても細かなアドバイスを行います。
スキル診断
スキル診断は指導を開始する前に行われ、すでに習得している経営スキル、伸ばしていく必要があるスキルを可視化し、強化対象となるスキルを明確化する目的で実施されます。
下図は、内側の線が指導前のグラフ、外側の線が指導から6か月後に診断したグラフとなっています。
A社 後継者様の感想
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先代とのコミュニケーションでは、関根さんから経験に基づく効果的な対処方法を学ぶ事ができた
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関根さんは後継者としての経験と実績があり、安心して相談できる安堵感を得られた
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経営者としての情報収集、観察・分析などのスキルが獲得できたことで社員との会話も建設的な内容に変わっていた
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社員の気持ちを理解するスキルを獲得した
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自分の言動が社員にどのような影響を与えるのか予測するスキルを獲得した
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関根さんが出題する宿題は、スキル向上に直結している実感があった
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他人へプレゼンなどで経営者としての自分の考えを伝えるスキルが向上した
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支援を受けるまでは父である先代との対話を避けてきたが、指導によって父と円滑に対話するコミュニケーションスキルを獲得できた。これが最も重要なスキル獲得だった。