大企業はともかく、中小企業では社長の方針は社員の働き方に大きな影響を及ぼす。社長になる人は労働基準法をちゃんと勉強してないとヤバイことになるよ、というお話です。
私は昭和40年代生まれなので、まだ長時間労働、上司の命令には従うのが普通という世代ですが平成生まれの世代の方なら、そこまで働くことはないのではないでしょうか?
怖いのは、このパターン
社長さんが高齢で、がむしゃらに働いてきた叩き上げの方。こういう社長さんですと労働関連の法律に疎く、労基署が乗り込んでくるまでは何でもアリの会社。
運送業や大きい製造工場を有する会社ですと、労基署もマークしていて時々やってきては不適合個所を指摘してきますので、いきなり大きなペナルティを食らうことはありませんが、上記のように会社の規模が小さく、高齢の社長さんが経営する会社は危ない。
最も危険なのは、勤務状況を会社が管理していない会社。
今時少ないと思いますが、タイムカードも存在せず、残業記録も何もなく、事務の人が適当に勤務記録を作っちゃっている会社。残業が多い月には、社長か社長の奥さんが勝手に残業していなかったことにしちゃうとか、残業代を払っている会社でも残業実績をカットしてしまうような運用をしている会社は実際に結構あると思います。
こういう運用が労基署にバレると法的なペナルティだけではなく、社員にそのことがわかると退職する社員が出てくるし、ネットへ情報が書き込まれて採用が全くできなくなるなど深刻な状況になりかねません。
労基の問題だけは先代と喧嘩してでも正すべし
アトツギの方は、なかなか社長である父親に意見できない人もいますが、労働管理に関する問題だけは喧嘩してでも違法状態をクリアにするよう頑張るべきと思います。
経営者の方は、さまざまな勉強をされると思いますが、労基法関連の勉強は絶対にやってください。業績を伸ばすための勉強以上に労働管理の勉強は重要だと私は思います。
違法という面だけでなく、経営者として社員を大切にする気持ちがあるなら数値をこねくり回したり、パワポ資料を作る暇があるなら、先に労働管理関連の勉強をすることをお勧めします。
労働管理をちゃんとやらないとどうなるか。。。。
このサイトはよくまとまってますので見てみてください。
以上です
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