私が社長に就任したのは、2018年3月で新年度を迎える直前、唐突にその時はやってきました。今回は挨拶で話した内容をご紹介します。
はじめての挨拶
前回のブログでも記載したように、私の社長就任は円滑とは言えず、すったもんだがあった末に就任しています。引継ぎも一切なし。そんな中、最初に考えたことは「社員に不安を与えてはいけない」ということでした。自分が社員の立場だったら、何を知りたいか考え話す内容を決めていきました。プレゼンの時間はおよそ30分くらいでしたが、全国をネットで繋ぎオンラインでライブ中継も行いました。コロナ禍となった今では、ライブ配信は当たり前ですが、私の会社では以前からライブ配信を当たり前のようにやっていました。以下、プレゼンテーションの抜粋となります。
挨拶で注意したこと(不安を与えない)
長年一緒に働いていた社員も、私が社長になれば経営者としての私と付き合うことになります。今までは一取締役の私でしたので、彼らからすれば経営トップとしての私は未知数なわけで不安を感じるだろうと考え、「とにかく不安になるようなことは言わない、やらない」を心がけました。急激な変更は行わず、ゆっくりのペースで進めました。ただし、最初の段階で何を指標に会社を評価していくかを明確にし、社員と共有する必要があったので損益に関する考え方、指標については細かく話をしました。また、メッセージ性のある話、加えて現実的な話と両面で話を組み立てています。最初に心に訴えるメッセージをぶつけ、あとから、それを現実的な目標に置き換えて具体的な方向性、ゴールを提示するというスタイルです。
幸い、私のプレゼンテーションは社員にもわかりやすかったようで、終わった後、「よくわかった。わかりやすかった」というコメントを多数もらいました。
挨拶で最も伝えたかったメッセージ
~「大切な人に入社を勧めれる会社」~
これが最も伝えたかったメッセージです。
会社の理想像をどれだけ言葉で表現したとしても、働いている社員が自分の子供や友人、親戚など大切な人を会社に招き入れてくれるような会社であるならば、社員にとっては良い職場と評価されている状態になっているのではないかと考え、このメッセージを定めました。
このプレゼンテーションは社長内示から交代まで2週間ほどでしたが、この間に作り上げた資料でしたが、今見返しても、我ながらよい内容だったなと思います。
終わり
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