社会には、コミュニケーションが苦手だったり、人見知りが強い人もいます。そんな人に出会ったら、あなたは、どうしますか?今回はそんなお話です。
私はどんな場にいても馴染めずポツンとしている人を見かけたら、無意識に話しかけています。以前は、全くそういうタイプではなかったのですが。。。

挫折があったから変われた自分
馴染めない人、ちょっと風変わりな人と私が話すのは好奇心の影響も強いなと思います。自分とは違う価値観や考え方をしている人と話してみると、想像できないような観点で物事を考えていて思わぬ気づきになったりします。それだけでなく、やっぱり集団の中で寂しそうにしている人を見ると放っておけない性格もあると思いますが。
若い頃から私がこういう性格だったかというと、かなり違っていました。私自身も知らない人と話したり、初めて会う人が集う場所では一向に馴染めないタイプで、特に会社が重要なお客様を集めて開催する接待パーティーなんかは最も苦手なタイプだった。毎回、居場所に困るタイプでした。
41歳から45歳くらいまでに何度か挫折を経験し、一度完全に自分が崩壊しています。その挫折があったからこそ人に優しくなれたし、物おじしなくなったのかなと思います。
社員が馴染めないのは会社の大きな損害
これは、解説するまでもなく分かると思います。会社に馴染めない社員は、本来の力を発揮できないんですよねー。面接でハキハキ受け答えしていた人が。。。あれ?という事はけっこうあります。本来なら会社は雇用した責任があり、みんなで新しいメンバーが馴染めるように声を掛け合うのが望ましいですが、世の中、必ずしもそういう人ばかりではない。しかし、会社としてはこのまま埋没されては困るのです。
社長は、一瞬で空気を変えられる
私がアトツギ社長だった時にも組織に馴染めない人を見かけると、しばらく周りの社員の行動を見守り、誰も手を差し伸べない場合、私から接触を試みます。私がそういう行動をとっている状況を社員はよーく見ています、聞き耳を立てています。打ち解けて仲良くなってきたら、試しに私から仕事を振ってみる。
「お、すごいじゃん。できるじゃん。さすが専門家!」
みたいな会話を、みんなが聞こえるようにワザとしてみる。
さて、どうなるでしょうーか?
それまで馴染めなかった社員が、一瞬にして注目されるようになり仲間になっていくのです。
もしあなたが社長なら、寂しそうにしている社員を見かけたら声をかけ、最初の仲間になり巻き込んでいく。これは、社長の重要な役目だと思います。
私は、今、MBAで学校に通っているわけですが学校にも集団に馴染めない人は少なからずいます。でも、そういう人とも僕は仲良くさせてもらっており「関根さんは誰とでも大丈夫ですよね?」とクラスでは言われています。
昔は意図的に八方美人をやっていたので「辛いなー」と思いながら人付き合いをやっていましたが、今は自然体で人と接しているので全く苦になりません。寂しそうにしていた人と仲良くなると、実は楽しいんですよ。おとなしそうな人でも、機関銃のように話し出したり、人って面白いなと思います。
以上
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