「社員を大切にするという事」

更新日:1月25日

経営者がよく言う、「社員を大切にする」。これは、経営者によって定義が異なりますし、相手の受け取り方によっても違います。難しい問題です。今日は、このテーマについてのお話。





「社員を大切にする」どんなイメージを持ちます?


経営者からは、「福利厚生、厚遇、自由裁量、快適なオフィス。。。」などなど、さまざまな意見が聞かれます。


私の場合、社長になってからも、その前も「社員を大切にするって何をすればい良いのだろうと?」と実はずっと疑問に思っていました。


私はサラリーマン時代が10年弱ありましたので、社員の立場については十分わかっていると思います。その時のことを思い出すと、上記のような金銭面や環境面は、そりゃ、良ければそれに越したことはない。。。と思うのですが、それをやってもらったからと言って、経営者が自分を大切にしてくれているか?と思ってしまいます。


あるいは、個人的な相談に乗ってくれることが「大切にしてもらっている」と思うか?

思わなくはないですが、人によってはプライベートなことまで関わらないで。。。と思う人もいるでしょう。


一方で、社員側は、「とにかく給料が高い事が大事、休みが多い事が大事。。。」これも人によってバラバラです。




じゃあ、経営者は何すればいいんだ?

大切にするって何?


前途したように、経営者がどんな価値観を持っているかによって変わってくると思います。例えば、言い方が適切ではないかもしれませんが、「従業員」つまり従ってくれる人、という位置づけで社員を見ている経営者の場合、おそらく金銭的な面を重視すると思います。


一方で、社員を「仲間」と考えている経営者は、金銭面だけでなく、人との絆を大切にしているはず。


 今までの経験からたどり着いた答えとして「いくら制度を充実させても限界がある」というものでした。制度としてやるべきことは、当然ありますし、やらないといけない。でも、それだけでは、社員の心に刺さらないし思いが伝わらない。


じゃあ、何をするか?



私の答えは「意見をよく聴く、耳を傾ける」です。



逆に考えて、社員が最もモチベーションが下がる瞬間は、どんな時か?

それは、自分が会社のため、組織のために良かれと思って発言したり、提案したことをよく聞かずに、いとも簡単に却下される瞬間です。これは堪える。幸い、サラリーマン時代にこのような経験はありませんでしたし、周りでも見たことは殆どなかったですが。


しかし、田舎の中小企業では創業社長が強力なリーダーシップの元に、これをやっているのです。結構、ある話です。それをやってきたから会社がここまで大きくなったとか、そういう考え方はありますが、でも、それは社員の支えがあっての話。社長一人の成果ではない。

話を聞くことぐらいはできるはず。しかも、人の意見を聞かないということは、自分の発想が及ばない事に気づいたり、新しい考え方を習得する機会でもあります。それを自らシャットアウトするメリットは、どこにもない。あるとしたら、自分の思うように事を進めたいという事だけかもしれません。

高度成長期の日本社会は、上下関係が絶対で、このような風潮は普通だったと思いますが、今は時代が違います。この感じで経営やっちゃうと、厳しい事になるでしょう。


何度も書きますが、経営者の価値観によって「社員を大切にすること」の意味合いは異なります。どれが正解かという事はないのですが、仕事抜きに考えてみればわかりやすいと思います。仲間同士で会話しているときに、一方的に相手の意見をシャットアウトするような人と友人関係を続けたいと思います? 思わないですよね?



「社員を大切にする事」

私は、社員の話に耳を傾ける事。これじゃないかと思います。しかし、友人関係と違って経営ですので社員が提案してくることを、全て受け入れることはできませんので、異なる意思決定をする場合は、丁寧な説明が必要です。私もサラリーマン時代、そうでしたが、意見が聞き入れられない時、「なぜ、そうなるのか」という事を丁寧に説明してくれる上司には、全く不満を持ちませんでした。不満どころか「この人ちゃんと俺の事を扱ってくれているな」と感じましたし、「また意見を出そう」という前向きな気持ちにもなれました。


社員を大切にするって、こういう事なんじゃないかと思います。

あと付け加えるとしたら、「自由裁量」でしょうね。自主性にゆだねる。これも大事な事だと思います。1~10まで指示されて仕事していたのでは、とてもじゃないがやる気は出ません。上司が自分のことを信用、信頼してくれて、「任せてくれる」という気持ちを部下が持ってくれていれば、きっと「大事にしてもらっているな」と感じてくれると思います。






終わり



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