top of page
検索
  • 執筆者の写真Takeshi Sekine

【大企業出身 = 仕事ができる人?】

 今回は中小企業に於ける採用、人材についてのお話です。大企業では頭の良い人がたくさんいます。そして彼らは大概、仕事ができると評価される有能な人が多い。では、中小企業ではどうでしょうか?今回はそんなお話です。



大企業に求められる人材

 大きな会社で求められる人材は「専門性」が高く「即戦力」である人たちが好まれます。従ってキャリア採用では、どのような経験と実績があり、何ができるのか?

この辺が選考で重要な要素になってきます。業界経験が長く、人脈も大きく、入社直後から高いパフォーマンを期待される人たちで、当然ながら高給取りというイメージですね。

私自身も大企業で6年半働いていましたので、身をもってこの辺は分かります。


とにかく「即戦力」これが重要です。




大企業で働く弊害

 ずーっと大企業で働いている人は、そうそう気づかない弊害。

それは、3つほどあります。


確かに専門性は極めて高く、その分野において絶対的な戦闘能力を身に付けています。そして総じてデキル人は頭も良い。しかし、その専門分野以外の話になると途端に弱くなってしまう。仕事の領域が極めて狭いにも関わらず、事業規模が大きく、且つ多量の仕事を日々こなしてるため、狭い領域で仕事をしている事に気づけなくなるのです。

 また、大企業では業務に必要なインフラ、人的リソース、そして強力なブランドがある。

それが当たり前の環境であり、そのことに疑問を持つこともなく毎日が過ぎていく。


いつしか、自分は仕事ができる有能な人材と自信を持つようになってくる。どれだけ恵まれた環境で働いているか、、、という事を気づけなくなるんですね。ブランド力に助けられている事は、それでも多くの人たちが気づいているんです。しかし、働く環境、人的なリソースがどれだけ自分を支えてくれているか、そして細分化された領域の中で仕事をしているという事を認識できている人は意外と少ない。


大企業で働く人にとってブランド力より、この環境的な恩恵の方が大きいと思います。そんなサポートがある中で働いている。これに気づけなくなるんです。


まとめると、弊害としては、

1:恵まれた環境で働いている事を客観的に認識できなくなる

2:結果として、自分はデキる人材と勘違いしてしまう

3:専門性が高くなりすぎて応用が利かなくなってくるが、それにも気づけない


こんなところでしょうか。

でも、1-3に気づきながら働いている人も当然います。少数派だとは思いますが。

大企業出身者が会社を飛び出して起業し、失敗する背景にはこんな事情があったりします。




中小企業でデキルと評価される人の特徴は?

 

私が採用面接で観察してきたのは、頭の良さでもなく、専門性の高さでもありません。

環境が変化しても順応できそうな人かどうか?

足りないものがたくさんある環境の中でも自分で工夫しながらサーバイブし、高いパフォーマンスを上げることができそうかどうか?


この辺は、すごく重視していました。中小企業では、簡単に部署移動というものができないのでチームに馴染める人材かどうかも重要な要素になってきます。自信があり過ぎて、大企業でやってきた仕事のやり方や価値観を押し付けてくるような人では困ります。謙虚さもあり、仲間と切磋琢磨できるかどうか。。。ここが中小企業に於ける人選では重要になってくると思います。中小企業では、専門性<器用さ=薄く広い知識+行動力、これが私は重要だと思っています。大企業と違い、評論家では何の役にも立ちません。行動しないと仕事したことにならない。どんなに立派な分析・報告レポートを書いても1円の売上にもならないのです。ここが大企業と中小企業での大きな違いかな。。。


まとめると、

無いものは自分で工夫して作る、手に入れる、代替手段を用意する。臨機応変に複数職種の仕事を器用にこなし、管理職であれば少ない人数のチームで良い結果を上げることが中小企業でデキルと評価される人の特徴です。





それでも中小の社長は、大企業出身者を採りたがる...


結論から申し上げると、

採用するなというわけではなく、目的に応じてという事になります。


具体的には、自分たちが新しい分野に進出するときなど専門的な知見が社内にない場合、知恵袋として採用するケースはOKです。専門家として力を発揮してもらうのです。


 一方で、現業を伸ばすためにフィールドで働く即戦力として雇ったり、チームをまとめる管理職として採用するのは避けた方が良いというのが私の経験知です。環境が違い過ぎるので、容易に中小企業の環境に馴染めず力を発揮できません。上手くいかないので、より一層、過去のやり方を押し付けてくるようなマネジメントになりがちです。そうなるとチームが崩壊します。


しかし、多くの中小企業の社長は、業績を伸ばすための即戦力として大企業出身者を採ろうとしますし、実際に採用しています。例えば営業のマネージャークラスは大体ダメでしょう。そうではなく、採用するなら専門性が生かせる専門家として採用してみてください。


その専門性の知見を活かし、既存の社員と協力しながらビジネスを形にしていく。

ここを使い分けれるかが成功のカギだと思います。実行部隊は、あくまでも既存社員で構成した方が良いと思います。


繰り返しますが、大企業出身者を採用するのであれば、専門性が生かせるポジションで採用してください。これは鉄則です。


営業職は特に要注意です。

同じ業界の出身であっても、環境も違えばブランド力にも大きな差があるため、大企業で結果出していたセールスマンが、中小企業に移って必ず結果出せるとは限りません。むしろ、思ったよりダメだったというケースの方が多いかもしれません。


まとめると、大企業では頭がよく専門性の高い人は重宝されますが、中小企業では環境の違いがあるが故に、大企業出身の頭がよいハイスペック人材が必ずしも「仕事ができる人」になるとは限らないということ、大企業出身者を採用するのであれば専門家として力を発揮できるポジションで採用すること。



ということで、隣の芝生は青く見える。。。注意しましょう。




以上、ランナーズ関根でした。















閲覧数:150回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page