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執筆者の写真Takeshi Sekine

恩返しの達人になろう!

 若いころから仕事における恩返しは、常に気にかけてきました。経営者のみならず、組織で働くビジネスマンにとっても恩の貸し借りは大変重要です。今回はそんなお話です。

マイクロソフト時代の話

 私は20代後半から6年半ほどマイクソフトで営業職として働いていました。この会社での最大の学びともいえるのが、組織への貢献の仕方です。業績を上げる以外の方法で組織に貢献する方法を学ぶことができました。それが情報発信・提供という恩返しです。


具体的には、自分が作成した提案書のPPTをシェアしたり、競合や新しい技術に関する情報が得られた時には積極的にメールで近隣の人たちへ発信していました。 特に若手社員は積極的に情報発信をやっており、私もそれを真似してやっていた感じです。


その当時分かったのは、情報を多く発信して仲間の役に立っている人の下には周囲から恩返しのような感じで、重要だったり特に役立つ情報が集まるということです。 普段から良い情報を提供してくれる人に対して、受け手側も何かの機会にお返しをしようという貸し借りの意識が働きます。どの会社でもこうなるわけではなく、当時のマイクロソフトの社風なのかもしれませんが、有益な情報を提供することは組織への貢献でもあり、自分が仕事のできる人間であることを証明する手段でもありました。 ポーズというようりは、やはり貸し借りの意識が私は強かったですね。良い情報を発信し続けていると、困ったときは助けてくれる人が必ずいますし、実際に多くの同僚や先輩から助けてもらっていました。自然と協力し合い、学びあうような環境がそこにはあり、大変居心地が良かったことを覚えています。



デキル人は、貸し借りを心得ている

 何度かブログで書いたことがあるんですが、世の中には情報だけGetしてお返ししてくれない人って多いんですよねー。こっちも、見返りを期待して情報を出しているわけではないので構わないと言えば構わないのですが、中には本当に???という事を要求してくる人もいます。必死なのはわかりますが、礼節はちゃんとして欲しいと思ってしまいます

この恩義の貸し借りというのは人づきあいでは超重要です。 何かの人選が行われる際、この貸し借りができない人はかなりの確率で外される。


私も社員に重要な任務を任せる際の人選では、この貸し借り術を身に着けている人を無意識に選んでいると思います。これができる人ってのは、人間関係で問題を起こさないだけでなく、むしろ普通の人よりスピーディーに成果を上げてくる人が多いです。 あと空気を読むのが得意な人は、貸し借り術はだいたい身に着けてますね。 おそらく、経営者の皆さんが社員の人選を行う時、無意識でも礼節・恩返しの術を身に着けているかどうか選定の基準に入れているのではないかと思います。 周囲から仕事ができると評価される人は、特に日本ではこの恩返し術など、いわゆる”気遣い”ができることが更にデキル感を高めているんじゃないかと思います。 しかし、外国人でもデキルひとって普通に気遣いすごいですよ。そう思います。人への恩返しの重要性というのは万国共通ではないかと思います。 ということで、経営者の皆さん、ご自身だけでなく部下に対しても恩返し術を身に着けるようにしてみてください。会社の業績も伸びると個人的には思います。

些細なことをないがしろにせず、気配りすることは大事ですよね。 人と人の付き合いだけではなく、企業として社会との付き合い方も恩返しは重要ではないかと個人的には思います。



以上、ランナーズ関根でした。

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