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  • 執筆者の写真Takeshi Sekine

社長就任 3年前からやっておきたいこと

更新日:2022年5月2日

自分の反省も含めて、アドバイスしたい事はたくさんありますが方法論だけ簡単にご紹介します。今回の前提条件は、まだ社長に就任されていないケースを想定して書いています。



やるべきことは山ほどありますが、特に1‐3は重要なので少し細かく記載させて頂きます。



タスク1:先代が「任せた」と言ってもらえる条件を知る

先代が社長で、アトツギの方に前もって交代時期を伝えるのはレアケースです。ほとんどの場合で、いつ交代させるのか話し合いが行われていない。先代が「まだ未熟で任せれない」と思っている間は交代が実現しません。


じゃあ、どうすれば「交代」を決断してもらえるのか?

アトツギの方で、これを真剣に考えた事がある人は少ないのではないでしょうか?


しかし、これは正論といいますか、合理的な考え方に基づく話なので、条件を知って達成できたとしても確実に意思決定してくれるかどうか分からないのが「事業承継アルアル」です。とはいえ、まずはご自身でリストを作ってみてください。「先代が何をすれば喜ぶか?」この視点で考えてリストを作成してください。そして、自分でまだ出来ない事があれば、どうすればできるようになるか考え、アクションリストを作り、できるようになるまで自分を鍛え続けます。この実行が一番大事。



タスク2:先代のツボを押さえておく

これも超重要です。社長になっても先代が残る場合は、必ず意見衝突が起き思うように事が進まなくなることが予想されます。なので、先代を上手にコントロールする術を体得する必要があります。それと忘れてはいけない事が「地雷」を知っておくこと。これも超重要なタスクです。



タスク3:自分のチームを作っておく

右腕、左腕、懐刀。社内だけでなく、社外にも援軍となるチームを構築しておく必要があります。これも社長就任前には、概ね完成させておいてください。相性だけでなく、実務面における専門スキルがあるか見極めて人選してください。





以下、まとめて簡単にご紹介しますが、会社の状況・アトツギの方のスキルによって優先順位は変わってきます。現実には、これ以外にも相当のタスクがあります。

  1. 株式・資産の相続については、早めに顧問税理士に相談する

  2. 社長に必要なスキル診断を行い、自己分析し、伸ばすスキル、補強するスキルを決めておく

  3. PL、BSは読めるようにし、自分なりの経営分析ができるようなる

  4. 業界(=市場)の構造・競合・顧客ニーズを理解し、業界(=市場)の動き、例えば需要動向、技術動向、新たな競合などを読めるようになる

  5. その読み(=仮説)を前提として、自社に何ができるのか?どう進むべきか持論を持てるようになる

  6. 客観的に自社を分析できるようにし、そのための情報源も確保しておく

  7. 会社としての課題を整理し、解決策となるタスクリストを作成しておく

  8. 上記2-5をマスターできている前提で、中期経営計画を作っておく




弊社の「アトツギ社長育成パッケージ」では、これらを全て含めアトツギの方が社長に就任するまでに、必要なスキルを身につけ、体制固めを完了できるように伴走型で支援します。


ご興味お持ちの方は、お気軽にお問合せください



終わり

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