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  • 執筆者の写真Takeshi Sekine

新規事業を失敗させない4つの掟

 特に後継者の方は、読んで頂きたい内容です。先代から引き継ぎ、早めに会社を成長軌道へ乗せたいと誰もが思う。しかし、新規事業をやったことがない経営者が、いきなり新規事業を始めて簡単に成功するとは限りません。今回は私の経験談から理解した4つの掟について簡単にご紹介します。




前提として、売上規模で10億未満の中小企業に関する内容ということで書き進めていきま

す。


掟その1:新規事業を始める目的を明確にする

 まずは、これです。なぜ、新規事業に取り組む必要があるのか?よく考えてみてください。万が一、経営者としての手柄を得たいという下心がある場合は少し待った方が良いかもしれません。新規事業というのは、本来は経営を安定化させたり、成長させるための打ち手の一つです。つまり、解決すべき経営課題があって、その解決策として新規事業に挑むという事であればOKですが、ただ単に業績を伸ばしたい、新しいことに挑戦したいという思いだけでは十分とは言えません。進める過程で社員の協力が十分に得られなかったり、しりすぼみになってしまうリスクが多分にあります。新規事業を考える前に、自社が直面している経営課題についてしっかりと目をむけるようにしてください。そしてその解決策として新規事業がベストかどうか?考えることから始めてみてください。



例えば、柱となる収益源が構造変化によって将来的に消滅してしまうような状況であれば、経営上の深刻度としては大変高く、新規事業に挑む動機としては問題ありません。また、始めようとしている新規事業に対してホームランを狙っているわけではなく、人材育成を考えた上での新規事業という事であれば、そこまでの深刻度ではありませんが、アリといえばアリです。間違っても、経営者本人の興味や思い付きだけで突っ込んでいくのは避けた方が良いと思います。


何れにせよ、冷静になって「なぜ、新規事業に挑むのか?」考えてください。




掟その2:既存の経営資源を活用する

 大企業とは異なり、中小企業は経営資源が限られています。先代が築いてこられた会社としての強みや経営資源を元手にした新規事業であれば無理がないのですが、どうしてもアトツギ経営者は派手な事業を狙いがちです。これまでBtoBしかやっていなかったのに、BtoCに打って出るというパターンはよく聞きます。BtoC、BtoBでは求められる要素がまるで異なります。製品やサービスを開発するコストは大きく変わらなかったとしても、販売する段階になって出ていく販促コストがまるで違ったりしますので注意が必要です。


仮にBtoCへ打って出るのであれば、自社単独で始めるのではなく他社と協業することで立ち上げコストを下げたり、協業相手の経営資源を活用するなどしてリスクを抑えることが重要です。また、自社の強みを元手にしたビジネスの方が格段にリスクは下がりますし、成功確率も高まりますが、既存事業とは全く異なり、且つ経営資源を生かせない事業は自殺行為に近いので、回避することを私としてはお勧めします。


理想は、今までの強みを生かし、小さく生んで大きく育てる戦略が間違いないです。絶対にギャンブルのような経営は行わないように肝に銘じてください。商売はそんなに甘くありません。



掟その3:仮説検証を必ずやる

 大企業で新規事業の立ち上げに関わったことがある人であればご存知と思いますが、新しい事業を始める際には、必ず仮説検証というものが必要になります。

「想定している需要が本当にあるのか?」「この仕様で顧客の課題は解決できるのか?」「期待している市場規模は存在するのか?」「この価格で顧客は買ってくれるのか?」「顧客目線で他社より優れているか?」


とても基本的なことなのですが、この仮説検証を行わず新規事業に突き進む中小企業が多く存在します。そして予想通り失敗する。仮説検証をやっておけば、回避できたであろうで障壁あっても「やってみなければ、分からない」というノリでスタートすると痛い目に遭います。必ず仮説検証はやってください。





掟その4:キャッシュが直ぐに入るモデルを選ぶ

 何だかんだ言っても、経営にキャッシュは絶対に必要であり新規事業も同じです。立ち上げ時だから売上げが経つのは半年後からと悠長にやっていると会社のお金は直ぐに無くなってしまいます。特にスタートアップでは深刻な問題です。 中小企業の新規事業であっても同じことです。事業開始から翌月には現金が入ってくるような設計を行ってスタートすることをお勧めします。



4つの掟をご紹介しましたが、少なくとも、これくらいの知識や常識を持った人でないと新規事業を成功させることは難しいというのが現実です。


私の経験上ですが、どれだけ見た目の美しい計画を作ろうとも、地味な仕事ですが仮説検証をキッチリやって見通しを判断しながら挑まないと上手くいきません。これをやらない企業が多すぎるのです。私も過去には同じような失敗を経験しています。今振り返りますと「なんと無謀な」と思うようなことをやらかしていました。


他にも、新規事業を成功させるためには様々な検討要素がありますが、特にこの4つは大事だと個人的には考えています。新規事業の立ち上げ支援も弊社ではやっていますので、何かございましたらご連絡ください。



以上、ランナーズ関根でした。


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