社長が観るべき数字
- Takeshi Sekine

- 3月2日
- 読了時間: 2分
社長になると数字はチェックしますよね?社長でなくとも、取締役の立場であれば数字を見ていると思います。今回は、数字につい基本中の基本について書きます。

あなたは、どの数字を観てますか?
もう、これ、何度もブログで書いていますので、私のブログを読み続けている方であれば直ぐ分かります。
粗利(率)です
売上総利益率=(売上- 売上原価)÷売上 ×100%
これが基本中の基本です。
なぜ粗利率か?
この問いに答えられないようでは、まだ社長になる準備ができていないです。
粗利は、利益の源泉です。粗利が少なければ、営業利益、経常利益、当期純利益とすべての利益が低くなってしまいます。なので、粗利が取れなければ稼げないのです。
より多く儲けるには?
商売の基本です。売上を増やす、原価を抑える。つまり粗利を増やということです。
これだけなんです。
しかし、中小企業では目標値あるいはKPIとして粗利を常に監視している会社は多くありません。売上や受注は観ているのですが、粗利を観ていない会社が多いのです。
中小企業でよく聞く話ですが、売上が最も多い取引先なのに、良く調べてみたら「赤字」だった。あるいは、売上が最も多い製品でありながら、利益が殆どない。。。
これを把握しているのであれば、まだマシな方で、この事実を把握しておらず「売上が多いから儲かっている」ということを盲目的に信じ、客先の要求に応えるために死ぬ気で働く。
どう考えてもおかしい訳です。
でも、これを続けてしまう。

粗利が分かると何が良いか?
粗利が見えるようになってくると経営改善ができるようになることが最大のメリットです。
どこで稼ぎ、どこで損しているか把握できるようになる
交渉すべき、見直すべき取引先の選別ができるようになる
どの製品で稼いで、どの製品で損しているか把握できるようになる
製品ラインの見直しの判断ができるようになる
適正価格で取引できているか把握できる
改善活動の効果が見えるようになる
ビジネスモデルの問題点が見える
しかし、粗利を把握することは意外と大変です。というのも、日々の原価管理が必要になってくるから。自社で何らかの商品を生産する工程を持つ企業であれば、材料費、労務費、経費の日々管理が重要になってきます。
原価管理は経営の基本なので是非、取り組んで頂きたいと思います。
以上、ランナーズ関根でした。



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