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後継ぎ社長時代に距離を保った人々

  • 執筆者の写真: Takeshi Sekine
    Takeshi Sekine
  • 2月2日
  • 読了時間: 4分

 社長になると、いろんな人から「挨拶」ということで見知らぬ人から接触を図られます。後継者の皆さんも「ジュニア」ということで取引先のお偉いさんが挨拶に来られたり、最近ではM&Aの営業が社長ではなく後継者に接触したりします。そんな中、私が絶対に交流を持たないようにした人たちがいました。今回はそんなお話です。







議員(=政治家)

 これは徹底していました。田舎では、地元の議員が企業を訪問して経営者に面会を求めて応援して欲しいと頼み込んできます。


私のところにも何名かの議員が面会を求めて来られましたが、応接には通さず玄関口での応対でお引き取り頂くという対応をしていました。父の代から議員とは付き合わないという方針があり、私もその方針をそのまま引き継いだわけです。


特に建設業・土建業などの世界では、地元企業が公共事業の担い手になるわけですが、議員との関係はグレーな世界です。特定の議員を応援し、当選した暁には見返りとして何らかの便宜を図ってもらい、持ちつ持たれつの関係になる。


一旦、この手法に手を染めますと抜けることができなくなります。

災厄の場合は、手が後ろに回ることもある。私はこういう付き合いは本当に嫌いでめんどうだったので議員さんとは一切付き合いしないようにしていました。


これは私の考え方なので、絶対に議員と親しくしてはいけないということはありません。私がそうだったという話です。議員・政治家とどこまで付き合うかは、ご自身の判断です。





株屋(=証券会社)

 証券会社だけでなく、銀行も同じですが、要は投資話を持ち込んでくる人たちとは距離を置くという事です。私が百戦錬磨の経営者であれば、話は別だと思いますが、まだ社長になって間もない時期に本業以外で投資など考えもしませんでした。もともと金融の世界で働いていた人、投資が上手い人であれば別ですが、投資経験がないのであれば止めた方が良いです。個人のお金ならまだしも、会社のお金で投資は絶対やめた方が良いです。



これも個人個人で考え方がありますので、あなた次第です。






社員研修・企業研修の会社

 私はサラリーマン時代、相当数の社員研修に参加していました。それまで「役立った!」という感触が得られた研修って皆無だったんですよ。


真面目に受けていない私にも問題はありましたが、殆どの研修では自社とは違う「ケーススタディ」で何かを学ぶことが多いのです。リアリティがないし、自分の業務と違うのでイメージも湧かない。トレーニング・研修に参加してる数日間は稀に「学んだ」と感じることもあるのですが、それが長期間持続して実務でも成果が伸びるような経験を私がしたことがなかったんですね。


そんな事もあり、私はできる限り研修は自前でやる主義でした。更に言うと、社内研修の殆どの教材・プログラムを自分で作っていました。部下に任せることもせず、管理職向けに関しては殆ど私が教材作って、自分で講師やってみたいない感じでした。


こんなことをやっていましたので、研修屋さんとは基本的に営業されても会わないようにしていました。


ただ、これは私の拘りがかなりあることと、本当にいい会社に出会えなかったという事もあると思います。実戦的で有効なトレーニング・研修を職種別に提供する会社はあると思うので、全て自前で研修をやる必要はないかもと今は考えています。



社長になって日の浅い方は、近寄ってくる人たちの話をよく聴き、おかしな話に乗ったり、簡単に相手を信用しないように注意して下さい。新米社長ということを相手はわかって攻めてきます。おだてられたり、調子のいいことを言われて相手を簡単に信用しないように。


社長だからって、カッコつけないように注意してください。

見え張ってもなんも得することはありません。





以上、ランナーズ関根でした。



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