知ってますか?社長が「お疲れさまです」と言わない方が良いって理由を。
- Takeshi Sekine
- 9月21日
- 読了時間: 3分
経営者のためのブログ Vol.224 ~「お疲れ様です」「順調ですか?」だけでは社員との距離は縮まらない~
社員との信頼関係を深めたい。経営者であれば、誰もがそう思うはずです。
ところが実際には、社員との会話が「仕事の話ばかり」になっていませんか?「今月の目標は大丈夫?」「順調に進んでいる?」つい状況確認のような会話が中心になってしまうと、距離は縮まるどころか、むしろ広がってしまいます。
「順調?」は信頼を生む言葉ではない
私自身もよくやってしまった失敗があります。社員に会うたびに「順調?」「大丈夫?」と聞いてしまう。一見、気にかけているように見えますが、受け取る側からすれば「詮索されている」「監視されている」と感じてしまいます。
人は誰でも、毎回同じように問い詰められると、正直うんざりするものです。

信頼関係は“人間同士の会話”から生まれる
大切なのは、仕事の話に入る前に人間同士の関係を築くことです。
休日はどう過ごしたか
最近ハマっていること
家族や趣味の話
こうした何気ない会話の積み重ねが、社員との距離を縮めてくれます。「仕事以外のことも話せる関係」になって初めて、社員は安心して相談や報告をしてくれるようになるのです。
「お疲れさまです」より、いきなり会話を
部下に話しかけるとき、つい口にしてしまうのが「お疲れさまです」。もちろん悪い言葉ではありませんが、これを言った瞬間、相手は「上司との会話モード」に入ってしまいます。
そうではなく、いきなり会話から始めることをおすすめします。たとえば、
「昨日の8チャンネル観た?」
「この前の試合、すごかったね」
こういう何気ない一言から始めると、相手は一瞬「誰に話しかけられたのか」を意識せず、自然に会話に引き込まれます。その後で「あ、社長だったんだ」と気づいたときに、相手は「この人はフランクで話しやすい」と感じるのです。
この小さな工夫は、思っている以上に効果的です。ぜひ試してみてください。
理想は「聞かなくても伝えてくれる関係」
経営者としての理想は、いちいち「どう?」「大丈夫?」と聞かなくても、社員の方から自然と相談や報告をしてくれる関係です。
そのためには、情報共有を“義務化”するのではなく、心理的な安心感を提供することが何よりも大事です。
まとめ
社員との信頼関係は、状況確認のやり取りからは生まれません。本当に大事なのは、仕事以外の会話もできる関係を育むことです。
「順調?」ではなく、まずは雑談を
「お疲れさまです」よりも、会話から始める
信頼関係は人間同士の会話から
理想は、社員から自然に報告してもらえる関係
経営者として社員と向き合うとき、ぜひ「仕事以外の話をしてみよう」と心がけてみてください。きっと信頼関係が一歩深まります。
以上、ランナーズ関根でした。
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