自分は、後継者か?経営者か?

更新日:1月25日

最初の投稿ですので、私のこれまで歩んできたキャリアを少しご紹介させて頂きます。

サラリーマン時代には、苦労も多かったですが楽しい思い出も多く、充実した日々を過ごしていました。家業の会社に入るまでに転職を3回経験しています。20代で3回の転職経験もそうそう、あるものではありませんが、私の場合、不本意な事実上の解雇、業績不振による吸収合併と、波乱万丈の20代を過ごしました。



1社目:電子機器製造会社

電子機器を製造する社員数100名未満の会社に勤務していました。その会社は創業者の社長が80歳くらいの高齢でしたが、息子に社長の座を譲らずワンマン経営を続ける会社でした。そこで、あろうことか、私は海外出張中に日本からやってきた社長に意見をし、結果、周囲が心配した通り解雇(扱いは自己都合退職)されることとなりました。こんな理不尽な会社があるものか!と、当時は思っていました。社長に誰も物申せない会社だったのです。


2社目:PHS通信キャリア

もうPHSという電話があったことを知らない若者が多いと思いますが、当時はTVCMもジャンジャン流れる有名な会社でした。ドコモのi-Modeも出る前でしたが、私は当時PDAと呼ばれていた端末を利用して、証券営業マン向けのモバイルアプリケーションを考案したり、現在はIoTと呼ばれていますが、当時はテレメトリングと呼ばれており、その分野を担当する仕事をしていました。しかし、PHS業界全体で消耗戦を続けた結果、各社の経営は追い込まれ、私が入社した会社も入社後1年ちょっとで電力会社に吸収合併されることになりました。この会社で働いていた時に気づいたのですが、通信会社はデータを通す土管としての役割でしかなく、企業に価値を届けるのはソフトウェアだと思ったのです。この気づきによって、その後の自分の道が決まりました。


3社目:外資系ソフトウェア会社(マイクロソフト日本法人)

この会社は、今も有力企業として残っていますので殆どの方が知っていると思います。当時はITバブル全盛期でしたが、マイクロソフトは日本における法人市場では、まだまだ劣勢企業でした。法人営業マンは全社で30-50名くらいしかいませんでした。私が入社した当時、ソフトウェア業界以外から入社した社員は存在せず、中途採用の面接でも異例な条件を付けられました。それはマイクロソフトのセールス資格を1回で取得せよという条件でした。当時の採用面接は2回程度でしたが、私は3回の面接を受けることになり、そして最後の条件が課せられました。結果、1回でセールスの資格テストをクリアし、晴れてマイクロソフトに入社する事となりました。実験的な中途採用という事で、入社後に人事部の部長が何度も「大丈夫か?」と声をかけてくださいましたが、私の方は仕事が楽しくて毎日が充実していました。次第に良い成績を残せるようになり、その後、私のようにソフトウェア業界以外から多くの社員が入社するようになりました。素晴らしい上司、先輩、仲間に恵まれ、ビジネスマンとしても大きく成長できる機会となりました。退社後、15年以上が経過していますが、今でも当時の同僚、先輩と家族ぐるみの付き合いをさせて頂いている方々も多く、私にとっては最高の職場でした。


ある時、自分はこのまま【この会社で我武者羅に働く人生を続ける事が本当にやりたい事なのだろうか?】と、考えるようになりました。マイクロソフトは企業活動を通じて社会貢献を果たしていました。自分も企業活動を通じて、社会の役に立つような仕事がしたい。つまり、「経営者になりたい」というのが私の結論でした。


明確な目的

後継者(=アトツギ)としてではなく、経営者になりたいと考え、実家の会社に入りました。同族経営の後継者ではなく、一人の経営者になりたかったのです。この考えは、後々、親との対立を生む原因にもなりましたが、しっかりと自分の意思を固めていたことは今も後悔はありません。



アトツギの皆さんにお伝えしたいこと#1

事業承継は会社に入る前から始まります。それは、この「後継者か?、経営者か?」という選択、覚悟を決める事が第一歩となります。どちらも会社を経営するという役割に違いはありませんが、仮に実家の会社を出る事があったとしても、自分は経営者であり続ける覚悟をするか、あるいは後継者として家業に骨を埋める覚悟で、先代から譲り受けた会社を守り続けるか。私はどちらでも良いとは思いますが、この選択は早めに行う事が大事です。あなたは、どちらを選びましたか?


この選択によって、社長となったときに優先すべき判断基準が変わってきたりする事があります。あえて口外する必要はありませんが、ご自身の中では選択しておくと良いと思います。







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