人の固定化は最大の悪
- Takeshi Sekine
- 6月22日
- 読了時間: 2分
先日の日経新聞で掲載されたDeNA 南場会長の記事です。
中小企業を経営する、経営層にいるアナタ。思い意当たる節はありませんか?
この社員は優秀だから、この仕事は全て任せている・・・。それ、あなたの都合じゃない?

会社を成長させる経営者は、バランスを意図的に崩す
この通りなんです。
会社を伸ばす経営者は、経営のバランスは保ちながら、オペレーションのバランスを意図的に崩す。これが絶妙なんですよ。
凡人経営者は、日々の運営を安定させるために、できる社員に安定させるための役割を与えてしまう。
さて、有能な社員はどうなると思いますか?
はい、正解です!成長の機会を求めて他社へ移っていきます。
この構図を分からない社長さんが多いように思います。確かに経営者の立場で考えると、経営のバランス、そして日々の現場運用の安定は大事なことです。しかし、安定しすぎるとマイナス効果もある。
有能な社長は、意図的に会社という静かな湖に石を投げ込むのです。
成功した経営者は、人を育てることに意義を感じる
自分が納得できる成果を残した経営者が最後に行きつく境地は、経営人材を育てるという社会貢献です。
財産を築いて引退するのも選択肢ですが、偉大な経営者ほど人を育てる活動に勤しむ方が多い。私もいずれは、そうなりたいです。今はビジネスとして人材育成をやっていますが、ライフワークとして若い経営者、起業家を助ける活動ができるようになったら最高です。
社員を利用するだけになっていませんか?
これは、価値観の問題なので正解はないです。社員を徹底的に利用しまくってガンガン稼いでいる経営者もいます。一方で、社員のことを考えすぎて、社長である自分がいつまでも現場の仕事から手が離せない、、、そんな経営者もいます。
優しさだけでは、経営はできないです。社員と会社、経営者は共存・共栄しないといけません。日常の安定を求め、有能な社員にその役割を担わせるのはもったいないです。
それは、経営者の都合による「利用」でしかない場合もあると思います。
南場さんは、こういうことも考え、起業する社員を応援しているんだろなと思いました。
以上、ランナーズ関根でした。
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