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  • 執筆者の写真Takeshi Sekine

人材を育てるために必要な、たった1つのこと

 私も平社員の時代があり、上司や先輩から指導を受けていました。経営者になってからは社員を育てる側に変わりましたが、自分を含め人を成長させるために必要な要素が分かってきました。今回は、その中で最も大事なことをお伝えします。



失敗や挫折が人を成長させる

 そんなことをわかっているよ。。。と、思う方が殆どだと思います。


でも、考えてみてください。企業では、社員研修を高いお金を支払って実施している会社もたくさんありますよね。そういう会社って人が育ってますか?


おそらく、個人差がかなりあるのではないでしょうか?


自分の人生を振り返ると、成長を感じた時期の少し前には必ずと言っていいほど失敗や挫折を経験しています。通過しています。

そして、その失敗から気づいたことを次の機会で試し、うまく困難を乗り越え成果を出せたときに成長や達成感を感じていました。


確かに研修を受けると、失敗から学ぶ経験と同じように、あらたな気づきや学は得られると思います。ただ失敗からの学びと違うのは、自分への浸透の深さが全く違うと思います。



人材が育つ会社の特徴

 たくさんの研修を社員に受講させている会社では、果たして他社と比べて人材が成長しているでしょうか?統計データを取ったわけではないので私の勘でしかないのですが、研修の回数と社員のパフォーマンスにはあまり関係がないように思います。


人材が育つ条件として大事なこと、これが今回、皆さんへお伝えしたいことなのですが、

ズバリ、失敗する機会を社員に提供することです。


人が育つ会社は、おそらく社員が失敗する機会を提供しているハズです。言い換えるなら、失敗を許容すると表現しても良いかもしれません。失敗から学ぶことを推奨しているハズです。


逆に失敗が許されない社風であった場合、自動車業界で起こっているような不正が生じたり、問題を隠ぺいするようになっていき、社員の成長どころの話ではなくなってしまいます。




やるべきことは?

 私のブログで何度も書いていることなんですが、社員へ権限を与えることです。

権限を与え、失敗も経験させることこそが人を育てるために必要なたった1つのことです。


例えば同族経営の場合で考えてみてください。社長が交代し後継者が社長に就任するも、先代が会長として居座り、重要な意思決定を行う権限を後継者に渡さない。。。

こうなると後継者は身動きが取れないだけでなく、最も大きな弊害は失敗から学ぶ機会を奪われている状態になります。


一般社員に置き換えても同じです。会社としては失敗を犯さないように教育を行ったり、よくわからない社内ルールを作ったりしていませんか?

社員が新しいことを経験したり、失敗したりする機会がなくなってしまうのです。そして、万一失敗した場合はその会社におけるキャリアに大きなダメージとなる。


これでは社員としてもリスクを冒して新しいことに挑戦する動機が湧きません。



経営者の皆さん、社員を育てたいのであれば権限を渡し、失敗を経験させてください。

あなたも過去、失敗から学んできているはずです。社員研修を何回も行うより、権限を与えて失敗を経験させる方がはるかに社員の成長へ寄与するはずです。




以上、ランナーズ関根でした。





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