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執筆者の写真Takeshi Sekine

これ知ってます?⇒ 社内報にはすごいメリットがある!

 中小企業でも社内報を運営している会社も多いと思います。そもそも、社内報はどのような目的で運営されているのでしょうか?今回は、私が社長の立場で感じていた社内報がもたらすプラス効果について解説します。


社内報がもたらすメリット

私が継いだ会社の社内報

 私が継いだ会社では、昔から社内報がありましたが、いつの間にか発行頻度が多くなっていたように思います。始まった経緯は知りませんが、運営は完全に社員が自主的に行っており、編集委員も立候補制で1年ごとの交代制でした。編集委員は社員数360名に対して5-6名程です。


会社側の人間として社内報を見ていましたが、社内報の目的は物理的に離れた環境で働く社員同士が、お互いの存在を知り合ったり、新入社員の存在を認識したり、あるいは他部署、他拠点の様子、同好会(趣味サークル)の活動を知るなど情報共有が目的になっていました。


社員が運営する社内報なので、経営トップだった私が毎回記事を書くようなことはなく、編集委員からの依頼によって年に一回程度しか書いていませんでした。つまり経営層から社員へ小難しい話を伝えるような場としては使われていませんでした。読み物として面白い内容であり、私も毎月目を通していました。


よその会社がどのような社内報を運営しているのか分からないので何とも言えませんが、私としては、面白く素晴らしい活動だなと思いながら見ていました。


業種や社員の平均年齢などにも因るかもしれませんが、最近の社内報はデジタル版が多いのではないでしょうか?少し前であれば、社内のイントラネットに掲載されたり、最近ですとSlack上で共有したりしている企業もあると思いますが、私がいた会社ではPDFをメールで配信し、PCを使わない職種、部署には紙で配布していました。


例えば工場の生産部門では、全員がPCを使っているわけではないので紙で配っていたようです。紙の方が見やすいという事もあり、PCを利用する部門の人でも印刷して読んでいる人がかなりいたと記憶しています。





社内報には凄いメリットがある

 これは経営者の立場になってみて初めて分かったことです。私が継いだ会社は当時、社員数が360名程で全国に拠点がありました。全員がお互いの顔を知っているわけでもなく、地方にいる社員は長年勤めていても本社の社員から存在すら知られていないような人もいるわけです。


それが社内報で記事を書い途端、全国に向けて名前、写真、文面が情報として共有され、多くの社員が目を通すこととなり、一気に知られる機会となります。社員側としては、スポットライトが突然浴びせられるような状態になるわけなんですね。


関連してどんなことが起きるかというと、記事を執筆した社員は自分の記事が掲載されている社内報を印刷して家に持ち帰ります。そして、その社内報を家族に見せる。

お子さんなどがいる場合、「お父さん凄い!」「お母さん凄い!」・・・みたいな感じになるんですよね。


そうすると、当然ながら本人もご家族も誇らしく思うようになり、今風の言葉で表現するならば「エンゲージメント」が高まる効果があるという事です。これは経営者として、最もありがたいことであり、会社を経営する立場としてはとても大きなメリットがあります。


また、中途採用含め新たに入社した社員は、入社時に必ず執筆することになっており、これを読むと趣味や過去の経歴など詳しく人物像が書かれているので、初めて顔を合わすときに会話のネタとして双方が利用できるというメリットがあり、これまた便利なんですね。



あと、もう1点、重要なメリットというか機能が社内報にはあります。

それは、いわゆる「縁の下の力持ち」のような存在の社員に光が当たるということです。


営業職のように派手に目立つ仕事ではないが、ミスが許されない地味な仕事をずっと担当している社員などは社内表彰で評価されることも少なく、目立つ機会がほとんどない。そんな社員が記事を書くことによって社内で重要な存在であることが一気に知られることとなり、感謝されたり、ちょっとした有名人になったりすることがあります。


これがすごく重要なんですよね。普段は目立たない存在ではあるが、なくてはならない人。こういった社員に光が当たる機会は凄く重要なことです。こんなことができるのも、これまた社内報がもたらす1つの大きなメリットではないかと思います。



この他、新卒採用活動でも過去の社内報を見てもらう事で会社の雰囲気がとてもよくわかります。採用活動でも使えるので大変便利です。



私が経営しているランナーズでは、まだ社内報はありませんが、社員が増えてきたら社内報を編集する社員には特別手当を払ってでも社内報を運営したいと思っています。

最近は、社内報を運営するためのSaasまであるらしいですが、私は紙の方が良いかなと思っています。


ということで、運営が面倒でいつの間にか自然消滅してしまう会社もあると思いますが、上手な運用を行えば、社内報は大変なメリットがあるので是非、考えてみてください。




以上、ランナーズ関根でした。


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