大企業とは違って、お金はないしコネもない、営業力も弱い。しかし、中小企業でも儲けまくっている会社は存在します。そんな会社の特徴について今回は書きます。

中小企業で儲かっている会社の特徴はコレだ!
最初に答えを書いてしまいますが、ビジネスモデルです。
優れた製品、技術、卓越したサービス、有能な人材、、、優れた会社の特徴を挙げれば無数にありますが、必ず秀でているのは「ビジネスモデル」です。
ビジネスモデルが弱いと、他にどんな強みがあったとしても突き抜ける程の成長は期待できないし、断続的な成長も難しいです。
仮に事業承継で経営者としての力量が低い後継者が社長になったとしても、先代が構築したビジネスモデルが優れていれば会社が簡単に傾く事はないでしょう。
それぐらい、ビジネスモデルは重要なのですが、コンサルの現場ではビジネスモデルの見直ししましょうという提案を抱えてくる専門家は少ないようです。本当は優先度高いんですけどね。。。
ということは?企業買収で注目すべきは...
M&Aで他社を買う場合も、即効性を期待するのであれば優れたビジネスモデルを有する会社を買う事が最もお得であり、成功する確率が高いです。
ただ、優れたビジネスモデルを有する会社が売りに出ることは非常に稀なケースですので、目利きのポイントとしては、ちょっとビジネスモデルを修正することによって成長が期待できる会社を買うのが狙い目だという事になるのではないでしょうか。
私はそんな風に考えています。良い製品、市場シェア、有能な社員、多数の知的財産、欲しものはたくさんありますが、自社のビジネスモデルがより強固になったり、あるいは相手の有するビジネスモデルが強固であるならば検討の余地があります。
単純に、規模の経済によるコストダウン、合併によるシェア拡大は中小企業が選べる戦略ではありません。M&Aを考えるのであれば、相手のビジネスモデルをよく観察してみてください。
事業承継で注意すべき点
ここまで読めばお気づきだと思いますが、先代社長が築き上げたビジネスモデルを捨てる、あるいは弱体化させるような社内改革は絶対にNGです。
強みを減らすというより、ビジネスモデルを壊さないように細心の注意を払ってください。
ここが最も大事な点だと思います。
ということで、今年もあっという間に一年が過ぎました。このブログは、2021年6月からスタートし、来年で5年目になります。よく続くなと自分でも思いますが、、、
より一層、経営者の皆様のお役に立てるよう精進して参ります。
来年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます!
ランナーズ関根でした。
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