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  • 執筆者の写真Takeshi Sekine

やっぱり問題は二代目か?「ビッグモーター」事例から見る後継者のあり方。

ニュースを賑わしているビックモーターですが、報道が事実なら会社を駄目にした元凶は創業者の息子である宏一氏の仕切り方だったようです。こうなった原因は、創業者であり父である宏行社長が息子を過大評価し経営者としての素質を見誤り、会社経営を委ねてしまったことです。どこにでもあるような話です。今回は、あらためてアトツギの皆さんに気を付けて頂きたい事をお伝えします。



(出典:デイリー新潮)


ビッグモーターの事例について

 上記の記事を読んで頂けるとわかるのですが、創業者の宏行社長は厳しい面もあったが、良識をもった経営者だったようです。創業時から不正行為や社員への締め付けが横行していたとしたら、ここまでの企業規模にはなっていないと思うんです。


記事を読み進めると、会社の状況が変わったのは創業者の息子である宏一氏が父である先代に代わって2018年から実質的に会社を仕切るようになり徐々に会社が悪い方向へ向かったようです。宏一氏は、早稲田大学を卒業後、海外でMBAを取得したとあります。また、MBAホルダーであることを社内でもほのめかし、理屈でグイグイ物事を進めていったんでしょう。徐々に数字への追及が厳しくなり、副社長である息子は独裁者のごとく社内で権力をふるうようになり、社内は独裁国家のような状態になっていたそうです。


このアトツギ、たかだか35歳ですよ。

私からすると、お前に何がわかるんだ!と言いたくなります。


いままでこの会社が成長してきたのは、多くの社員やお客様からの支持があってこそであり、その土台があって今日があることをまるで分っていない。

MBAを取得したからといって会社経営が上手にできるとは限らない。 大企業でもよく言われることですが、MBAホルダーは「使い物にならない」と。 確かに、経営に関する知識は豊富に持っているのかもしれませんが、それだけでは経営はできない。人を動かすエネルギーを持ち、社員やお客様、他人への配慮ができる人(=つまり、人を動かせるリーダー)であることは最低限、満たしていないと社長はムリです。


おそらく、後継者である宏一氏は、後継者という立場を理解しておらず、父である創業者の威光を笠に着たような言動、社員を見下す態度、人の話に耳を傾けない、理論理屈で人の気持ちなどお構いなし、こんな感じのタイプだったんでしょう。まさに独裁国家元首そのものです。


残念だったのは。。。

創業者である宏行氏が、自分の息子を見誤ったことです。

記事によれば、経営者として厳しい面もあったようですが、読む限り普通の経営者です。

ですが、息子の評価を見誤ってしまい、経営を任せてしまった。これが一番の誤りです。


MBAを取得した、素晴らしい分析レポートを作成した...このくらいの事で息子が有能と判断してしまった。ま、本当に有能なのかもしれませんが、それが分かるのは数年先でしょう。


親としては、いくつになっても子供が可愛く贔屓目で見てしまうのは仕方ないことですが、会社の経営を委ねるに当たっては、親バカであってはならない。厳しく見定めないといけない。おそらくですが、この宏行社長も息子ではなく他人である社員が同様のレポートを出してきたら、激怒していたのかもしれない。私の推測としては、親だからこそ故の盲目的な愛情、過大な期待が判断を誤らせたものと思います。


実は、私の両親も弟に対して同じような評価をしていました。彼はアメリカでMBAを取得し、その後、家業に加わっていますが、そりゃーほめちぎっていました。あんな新潟の田舎でMBAを海外で取得してくる人などいません。さぞかし、両親は鼻高々だったことと思います。


 私の個人的な意見としては、MBAだろうが何だろうが、社会で苦労して揉まれる試練を数年間は経験すべきではないかと思います。ただ苦労するだけでなく、ある程度は成果を上げて退社を残念がられるような人物となって家業へ戻るのが理想でしょうね。そこまでの経験を積んでいれば、人(=社員)の気持ちもある程度は理解しているでしょうし、ビックモーターの後継者のような独裁者にはならないでしょう。


確かにMBAは経営者を目指す人にとって有益なものではあります。ただし、経営者には知識だけでなく人心掌握に必要なヒューマンスキルというものが重要であり、これを有するかどうかで経営者として上手くやれるかどうか決まる。


おそらくビックモーターの後継者である宏一氏は、自分がデキルと勘違いし若くして暴君となってしまったんでしょうね。



あらためて、アトツギの皆さんに気を付けて頂きたいこと

やっぱり、謙虚さ、自分の真の力量を見誤らない、生き金・死に金の分別を付けること、社員を大切にすることですかね。重要なことは、、、


この辺さえ気を付けていれば、大丈夫なんですけどねー。それがアトツギには、なかなかできない。記事に書かれているように、気づけば独裁国家の専制君主になってしまい部下は「御意」としか言えない会社になっている。。。


読者の後継者の皆さんは、こうならないように注意してくださいね。



以上

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