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「家業を辞めたい」と思っている方に読んで頂きたい話
ご実家が事業を営まれており、家業で働いていて「会社辞めたいな」と思っている人もいると思います。今回は、そんな方に読んで頂きたいお話です。 そもそも・・・ なぜ、自分は家業に入ったのでしょう? バラ色のの人生を求めて入りましたか? 社長を目指して入りましたか? それとも、それまでの生活に嫌気がさして家業に逃げ込みましたか? 或いは、親族が苦労しているのを見かねて助けようと思い、入りましたか? 家業に入る理由は、人それぞれですが、必ず何らかの目的があって家業に入ったはずです。 その目的を達成できて卒業したいという事であれば、何ら問題はありません。 直ぐにでも、あなたの新しい人生に向かって家業を後にし、一歩を踏み出してください。 もし、そうでないのなら、この先を読み進めてください。 世の中、そう甘くない ここまで読んでいる方は、目標を達成できていない。 でも、家業から離れようとしている。 先代である親族との不仲、社内にいる兄弟との不仲かもしれませんね。もしくは、会社の先行きが不安であり、ご家庭をお持ちの方であれば将来の生活に不安を感じ抜け出そう

Takeshi Sekine
2024年10月13日読了時間: 5分


やっぱり問題は二代目か?「ビッグモーター」事例から見る後継者のあり方。
ニュースを賑わしているビックモーターですが、報道が事実なら会社を駄目にした元凶は創業者の息子である宏一氏の仕切り方だったようです。こうなった原因は、創業者であり父である宏行社長が息子を過大評価し経営者としての素質を見誤り、会社経営を委ねてしまったことです。どこにでもあるような話です。今回は、あらためてアトツギの皆さんに気を付けて頂きたい事をお伝えします。 (出典:デイリー新潮) スーツは「洋服の青山」で新幹線は普通席…ビッグモーター・兼重宏行社長の「ドケチ伝説」と2代目「MBA息子」の“傲慢LINE説教” ビッグモーターの事例について 上記の記事を読んで頂けるとわかるのですが、創業者の宏行社長は厳しい面もあったが、良識をもった経営者だったようです。創業時から不正行為や社員への締め付けが横行していたとしたら、ここまでの企業規模にはなっていないと思うんです。 記事を読み進めると、会社の状況が変わったのは創業者の息子である宏一氏が父である先代に代わって2018年から実質的に会社を仕切るようになり徐々に会社が悪い方向へ向かったようです。宏一氏は、早稲

Takeshi Sekine
2023年7月23日読了時間: 4分


会社経営と兄弟について
多かれ少なかれ、社内に兄弟がいる場合は何らかの問題を抱えている事が多いのではないでしょうか?今回は、会社経営と兄弟について書きます。 揉める原因は入社前から火種がある 私の場合もそうでしたが、もともと兄弟仲は悪くなかったが、家業で一緒に仕事をするようになり、段々と兄弟仲が怪しくなるケース。私が今まで聞いた事業承継絡みの相談で円満に関係が維持できているという話を聞いたことがない。 年上の子供は、「弟・妹とは分かり会えていて揉めるはずがない」と思っている人が殆どです。私も全く同様で「まさか。。!?」と思うような出来事が生じるまで、全く気付かない。一方、年下の弟妹は長い期間、上の兄姉から可愛がられる一方で理不尽な扱いを受けている事も多い。当事者間だけでなく、親からの扱いが長男長女を何事も優先させることに違和感を感じ「なんで自分だけ?」という疑問を感じ始める。 さらには、会社へ入る前のキャリアの違い。例えば、年下の子供の方が一流企業に入社し、会社の中でも大活躍。さまざまな世界を見聞きし、視野が広がり経営者としてのキャリアを考えるようになり家業へ戻る。年

Takeshi Sekine
2023年4月23日読了時間: 5分


何をもって成功と言えるのか?
アトツギ、起業家に関わらず経営者には成功という成果が求められます。しかし、この「成功」という言葉を取り違えると苦しむことになる場合もある。莫大なお金を稼ぐことがあなたの成功ですか?、毎日楽しく好きなことが出来たら成功ですか?今回は成功の捉え方について書いてみます。 企業で働く人の場合 企業で働くビジネスマンの場合、「成功=出世」という分かり易い目標になるのかもしれません。私も10年近くサラリーマンをやっていましたが、やはり目標は稼いで出世する事だった気がする。決して悪いことではありませんが、成功の主語が誰だったかというと「自分」なんですね。自分がどれだけ評価されているか?自分がどれだけ稼いでいるか? 当然、競争する相手は同僚です。競合他社ではない。会社からは「あなたの競争相手は外にいる」と言い聞かされますが、組織の中で比べられて働く限り、リアルな競争相手は悲しいかな同僚です。そして会社の評価指標に従って上司から点数を付けられ、どれだけ上司に評価され出世したり年収を伸ばせるかが成功のバロメーターになってくる。きれいごとでは何とでも言えると思いますが

Takeshi Sekine
2022年9月11日読了時間: 4分


自分の限界を知る重要性
自分もそうでしたが、若いうちは根拠なき自信があるものです。でも、そのまま年齢を重ねてしまうと、それはそれで苦労する事になるやもしれません。今回はそんなお話です。 限界を知ることは負けではない 限界と聞くと「諦め」「根性なし」みたいなイメージを抱かないわけではありませんが、概して前向きな言葉とは思えないですよね。 私もずっと「あきらめる事=限界を受け入れる」と思ってきました。 でも本当に自分の限界に到達した人は分かるはずです。「いやー、このまま続けたら本当に無理だな」と。このままでは終わる。 ここまでくると、限界を受け入れる事に後ろめたさを感じなくなります。 そして次にやってくるのは「なるようになるさ」という開き直りの境地。 アトツギの方は、どうしても頑張る。簡単に諦めない。 それは良い面でもあるが、一方では効率が悪かったり、仕事の質において実はマイナスだったりすることもあるのです。感覚的には皆さん分かっていることと思います。 社長がこだわるべき本質 後継者に限らず、経営者は結果を出してなんぼです。がんばる事をやるのが仕事ではなく、いかに効率よく高

Takeshi Sekine
2022年5月23日読了時間: 3分


「なぜ、田舎の中小企業では人が育たないのか?」
今回は、なぜ、日本の中小企業で人材が育ちにくいのかについてのお話。 中小企業と言っても、ベンチャー企業のような若い企業は別です。古くからある田舎の中小企業をイメージしてください。 中小企業の社長さんで「いやー、うちにはいい人材がいないんだよねー。」というボヤキ。 よく聞く話です。様々な書籍でも、このテーマは扱われていますが、私が思うに核心を突いた答えを書いている書籍は少ないと思います。 なぜ、田舎の中小企業で人が育たない? さて、原因はどれでしょうか? 研修制度が整っていない 人への投資が不十分 教えれる社員がいない 忙しくて、それどころではない 経営者が社員教育に関心がない(=社員側も、研修は役に立たないと思っている) 研修をやっても、社員が本気でやってくれない 人材育成といっても、実務的な技能強化から管理職向けのマネジメント教育まで様々あると思います。しかし、一般的に人材育成という言葉からイメージされるのは「デキル社員」という事だと思います。おおざっぱに言いますと。上記の質問の答えは、全て正解といえば正解ですが、核心を突いた答えはありません。

Takeshi Sekine
2021年11月1日読了時間: 6分


「世代交代でパフォーマンスが激変する」
良くも悪くも、世代交代が起きると、その瞬間に会社のパフォーマンス・スピードが変わるというお話です。 企業で世代交代が生じますと、会社全体として今までできていたことが滞ったり、スピードが落ちたります。これを予測したうえで舵取りを行うのと、想定せずに経営するのとでは結果が違ってきます。 結論から申し上げますと、アトツギ経営者は交代直後は必ず会社のパフォーマンスが落ちるという前提で考えておいた方が良いと思います。日常的な実務だけでなく、場合によっては業績も一時的に下がる可能性もあります。ただし、すべてがこうなるわけではないので状況によります。 パフォーマンスが落ちるケース これは簡単な話なんですが、仮に内部昇進で時間をかけて後継者が社長に就任したとしても、会社で働く社員の人たちにとっては、経営者としてのアトツギは全くの未知数です。 気心が知れた仲であっても、最初は必ず様子見が出てくる。また、方針がどう変わるのか社員はとても気にします。そこが明確になるまでは、社員の本当の安心感は得られません。 また、先代社長は少なくとも数十年という期間を経営者として会社

Takeshi Sekine
2021年7月12日読了時間: 5分
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