小規模企業こそウェブマーケは必須
- Takeshi Sekine
- 4月12日
- 読了時間: 5分
これまでは、取引先から順調に途切れることなく注文が来ていた。
しかし、コロナ禍を境に得意先からの注文が減り始め、いよいよ経営が苦しくなりつつある。このまま何もしないわけにはいかない。
しかし、これまで営業活動もやったことないし、そもそも必要がなかった。営業職の社員はいないし、そもそも増員なんてできない。新規開拓したいが、飛び込み営業なんてやっても意味ないし、インターネットで注文が取れるなら検討したい。でも、ホームページも作ったことがなし、予算もない。こんな話、中小企業アルアルです。

ホームページは絶対に必要
この時代、取引先を選ぶ、製品を探す、業者を探す・・・ネット検索を使わない人はいないでしょう。それにも拘わらず、小規模事業者では未だにホームページすら公開していない会社も存在します。
確かにホームページは必要なんですが、最低限の投資は必要です。ホームページがあれば何でも良いというわけではなく、ホームページは取引先を吟味する上での信用にかかわる存在です。したがって、手作りでチープなホームページを開設することは信用を下げてしまう事になりかねないので、最低限の投資が必要なのです。
もし、ホームページがない会社の社長さんは、今すぐにでもホームページの構築を検討してください。

中小企業の社長ならネット勉強して!
ホームページといっても、果たす役割はさまざまです。会社の存在を知ってもらうためのコーポレートサイト(会社案内)、製品を買ってもらうためのECサイト、集客・問い合わせを獲得するためのLP(ランディングページ)、顧客から関心を持ち続けてもらうためのブログ・SNS、、、いろんな種類のページが存在します。
でも、殆どの経営者の方は、こういったサイトの種類や活用方法を知らない。もっと言うなら、ネットの戦略的な活用方法を知らない。
目的が曖昧なウェブサイトは、見た目だけでなく何をしたいのかよく分からない構造になってしまい、ページを訪れる人たちも長く滞在してくれないサイトになってしまうのです。
大事なことは、中小企業の経営者であっても商売でネットをどのように活用できるのかくらいは絶対に勉強しておかなければいけないのです。大企業であれば、それは社員が肩代わりしてくれますが、中小企業ではそうはいかない。経営者自ら勉強しておく必要があります。
まずは、ネットをどのように活用できるのかを理解し、そして自社が直面している課題に対してどのように活用すれば解決策となり得るのか検討できるレベルの知識は身に着けてください。
まずは目的を明確にする
ホームページを新規で作る、あるいはリニューアルする際には「目的」をよく考えてください。
ウェブページに訪問してくれたユーザーには、「何をして欲しいのか?」
会社としては訪問者に「何を提供したいのか?」
モノを売りたいのか?
情報を集めたいのか?
カタログとしての機能を持たせたいのか?
素人の方は、1つのウェブサイトに対して複数の役割を求めようとします。しかし、複数の機能・役割を狙ったサイトを作っても大体は上手く機能しません。こちらが思ったようにユーザーは行動してくれないのです。できるかぎり、サイトの役割・目的は絞り込んだ方が良いと思います。
優秀なサイトは、人間より効率が良い
これは営業活動の話です。小企業では、冒頭に書いた通り営業の専任者がいません。
じゃあ、社長であるアナタが飛び込み営業、電話帳を使った電話営業で注文を取りに行きますか?
やる前から、心が折れそうですよね・・・私だって嫌です、そんな仕事。効率が悪いだけでなく、たぶん、売れないので心が折れていくと思います。メンタルやられる。
しかし、優秀なウェブサイトが作れるとどうなるか・・・?
あなたに代わって、24時間 365日、疲れ知らずで営業してくれます。しかも、注文まで受け付けてくれる。
ま、ここまで到達するには当然ながら広告出したり、ブログ書いたり、いろいろやる事はありますよ。お金も時間もかかります。
しかし、その壁を乗り越えることができれば、人海戦術による無謀な営業活動などしなくても注文が獲れたりするのです。特定の取引先に依存したり、支配されるような状態から抜け出すことだって夢じゃないんです。
最近、私も仕事でネットに関する相談が多くなってきています。もっと勉強しなければと私自身も痛感していますし、自社の経営でもウェブマーケの活用に取り組んでいます。
中小企業を支援する中小企業診断士の皆さんもウェブマーケを知っていれば、ネットの力を使って顧問先の売り上げをリアルに伸ばせる可能性があります。
でも、ウェブマーケを知らなければ簡単には業績を伸ばすことはできないでしょう。どんだけ分析結果を顧客に出したところで、業績なんて伸ばせない。あなたが考える提案がウルトラCになる可能性は、そうそうないですよね。
ということで、経営者の皆さんはもちろん、コンサルタントであってもウェブマーケは勉強しないと稼げない・・・
以上、ランナーズ関根でした。
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