勉強が苦手な社長へ。
- 関根 壮至

- 10月26日
- 読了時間: 3分
経営者のためのブログVol.227
~それでも経営に“学び”は欠かせない~
「経営の勉強は苦手」「そもそも勉強が嫌い」――そう感じている社長は、実は少なくありません。
しかし、経営という仕事は、勘や運だけではうまくいかない世界です。生まれながらに才能を持つ天才経営者は確かに存在しますが、そんな人はほんの一握り。多くの経営者は、失敗を繰り返しながら“学び”によって自分の勝ちパターンを作り上げています。

経営は「センス」ではなく「学び」で伸びる
SNSを見ていると、「たった1年で年商○億円」といったサクセスストーリーが溢れています。しかし、それを真に受けてしまうと、現実とのギャップに苦しむことになります。
実際の経営は、地味で、泥臭くて、試行錯誤の連続です。多くの経営者は「勉強が得意だから成功している」のではなく、“学びをやめなかった”から成果を出しているのではないでしょうか?私はそう思います。
勉強が苦手でもやってほしい「最低限のこと」
「本を読むのが苦手」「数字を見ると眠くなる」――それでも構いません。それでも、経営者として最低限やってほしいのは、**“計画的に商売をすること”**です。
たとえば、こんな問いを自分にしてみてください。
1年後、3年後、5年後にどのくらいの利益を出したいか?
その利益を出すために、何を売り、どこから収入を得るのか?
今のビジネスモデルで、それが本当に実現できるのか?
これを考えるだけでも立派な「経営の勉強」です。
行き当たりばったりの経営ではなく、**“狙いを持って動く”**ことが、経営力を磨く第一歩になります。
経営の勉強=仮説と検証の繰り返し
勉強というと「財務会計」や「経営理論」のような難しいものを想像するかもしれません。しかし、実際に経営が上手い人ほど、そんな理論ではなく、**「仮説」と「検証」**を繰り返しています。
この商品はどんな顧客に刺さるか?
この価格帯なら利益は出るか?
この販売方法の方が効果的では?
こうした“試しながら考える経営”こそ、最も実践的な勉強です。机の上だけの知識ではなく、実際の行動を通じて学ぶことが、真の「経営の勉強」と言えます。
「忙しいから学べない」は言い訳
「毎日、現場が忙しくて勉強する時間がない」――この言葉は、多くの中小企業の社長が口にする“定番の言い訳”です。
でも、考えてみてください。現場に追われて、戦略を考える時間を取らないままでは、永遠に同じループを繰り返すことになります。
稼ぎたいなら、本気で努力してみること。これは決して根性論ではなく、**“未来に時間を投資する勇気”**のことです。1日10分でも構いません。思考を止めないこと、それ自体が経営者としての学びなのです。
まとめ
勉強が苦手でも構いません。大事なのは、**「考えようとする姿勢」**です。
完璧な計画でなくてもいい
小さくてもいいから仮説を立ててみる
現場に流されず、未来に時間を使う
経営は「運」や「センス」でなく、「学び続ける力」で差がつきます。今日の気づきが、1年後の成果をつくるのです。
以上、ランナーズ関根でした
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