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B社事例:社長交代シュミレーション
~社長交代まで時間はあるが、早めにスキルを高めたい~

【B社 会社概要】

​設立:1964年

​資本金:2,000万円

社員数:65名

事業内容:人工大理石・クオーツストーン加工業

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​事例概要

 東京都内 に本社を置く人工大理石加工 で 国内トップシェアを誇る中小企業である。
本事例では世代交代までに10年以上の時間的猶予がありましたが、社長交代の予行演習という位置づけでコンサルティングを実施しており、後継者のスキルを伴走型で鍛えた事例です。

弊社の関根が後継者を指導し、中期経営計画および実行計画を作成し後継者の父である現社長へプレゼンするところまで実施しています。後継者は早めに社長就任を疑似体験したことで、社長就任までにやるべきこと、注意点などを学んだと語っています。

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​社長交代まで時間がある今だからこそ

​早めに経験者からスキルを学び備えたい

​支援内容

【状況把握】

最初に、後継者がどのような価値観や経営者としての考えを持っているか自問してもらう質問を投げかけます。質問に答えていくことで後継者自身が家業を継ぐ目的を再認識するとともに、自分自身がどのような経営感を持った人間なのか認識できるようになります。次に事業承継に関連する課題、会社全体の経営課題、後継者ご本人に関する課題というように課題を整理し、スキル診断ツールを利用し経営スキルの可視化を行いました。

【スキルの底上げ】​

2週間に1回(平均 2.5時間)の頻度で指導が行われ、数字力、分析力を鍛えるワークを中心に実施。会社の強み、利用できる経営資源、顧客ニーズの変化、業界構造や市況の変化を予測します。

【中期計画策定支援】

スキルの底上げ期間中に分析した結果を基に、5か年の業績目標を策定しています。成長一直線の計画ではなく、今後、起こるであろう経済環境の変化も織り込んだ緻密な計画を完成させました。

【社長就任挨拶作成支援】​

​中期経営計画の実行計画(=どうやって実現するのか?)の策定支援を実施します。社長挨拶では、自分が話したい内容だけを話すのではなく、聞き手である社員が聞きたいと思う内容を推測し盛り込みます。

ビジネスの話に終始することなく、新社長としての自身のパーソナリティが伝わるプレゼンテーションとなるようにアドバイスを行っています。

スキル診断

​スキル診断は指導を開始する前に行われ、すでに習得している経営スキル、伸ばしていく必要があるスキルを可視化し、強化対象となるスキルを明確化する目的で実施されます。

下図は、内側の線が指導前のグラフ、外側の線がコンサルティング終了時に診断したグラフとなっています。

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B社 後継者様の感想・気付き

  • 今の自分と経営者とのギャップを早く認識することが大事

  • 自分が言いたい事ではなく、社員が聞きたいことは何か?という視点が大事

  • 強迫観念でチームを鼓舞しようとしても上手くいかない。希望の持てる道筋を見つけて背中を押す

  • 「どこで儲けて、どこで儲けていないのか?」を数字で把握する仕組みを作ることは並大抵ではない

  • 定点観測をしないと変化に気づけないが、そもそも何を定点観測するのか意識して探す必要がある

  • 「死に金、生き金」をもっと意識する

  • 自然体でいる事の大切さ

  • 利益を出し続ける事の難しさ

  • ​目標計画を実現させることの難しさ

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