「後継者が自覚しにくい、他者との違とは?」

更新日:1月25日

 特に注意が必要なのは、承継する会社に入った直後です。

何も意識せずに仕事を始めると、この問題に直面する危険性が高い。





それは、どんなポジションで会社に入ったとしても


「後継者は最初から特権を持った、特別な存在」


という事です。



これは、よく聞かれる話ですが、当事者として事業承継に関わらないと本当の意味で理解できないと思います。特に田舎の中小企業では、創業家出身のアトツギとなれば社員、取引先は丁重に扱ってくれます。客観的に考えても「これはおかしいよね?」という事を発言したとしても、忖度されるのです。つまり、無条件で特別なパワーを身に着けている存在です。



人間ができている人であれば、そのことを適切に理解して自制し、周りを見渡しながら会社に馴染んでいくことでしょう。でも、ほとんどのアトツギ経営は最初は自覚できていません。なぜなら、親が先代社長だった場合、親の言動を見て同じような事を自分もし始めるからです。でも、後継者と長く会社を経営してきた親・先代経営者とは全く違う存在です。


にも拘わらず、特権だけは持ってしまっている。


これが、この問題の厄介な原因なのです。前職で活躍して後に家業の会社へ入社したアトツギ経営者であれば、より一層の注意が必要です。前途したように、明文化されていない特別な権限が身についているので、多少無理な事もいきなりできてしまいます。周りの社員も最初なので「はいはい」と賛同してくれるでしょう。


強引に進めたことが、会社、社員にとって有益な結果をもたらせば、結果オーライとなりますが、その逆もあり得るという事を考えて行動するようにしてください。


実務面だけでなく、意識してないと人との接し方も、下手するとだんだんと態度が横柄になってきたりします。先代社長が自然体で行っている言動は、それまでの実績や信頼があるから受け入れられる事であって、いきなり後継者が同じような事を始めれば、それはマズイですよね。


この目に見えない特権、頭ではわかっていても自分で制する事は非常に難しいです。


忖度してくれるんですよ、社員の皆さんは。。。

それを自覚する必要があるんです。





アトツギの皆さんにお伝えしたいこと#4

自分に予め備わっている見えない「特権」を自覚してください。最初は、みんな大目に見てくれます。忖度してくれます。そこで勘違いしないように。


他人同士での事業承継であれば、このような問題は出てきません。しかし、これが親子間での世代交代となると必ずこの問題は出てきます。親は子供可愛さに、甘くなります。でも、この大事な事は親が教えてあげるしかないのです。番頭さん、あるいはコンサルタントが指摘しても、あまり響かない時もある。特に親、先代社長が創業者の場合はパワーが強大なので、おのずとアトツギもより一層特別扱いされます。上手に使いこなせば、本当の意味で強大なパワーですから。これを間違えると「残念な坊ちゃん」に成り下がります。




私の場合は、この点については親が再三私を諭してくれましたので自分でも気を付けてはいましたが、今振り返ると、やっぱり生意気だったし、本当の意味で気付いてなかったなと思います。「お前は特別な存在なんだ」、「社員は忖度してくれるんだ」、「勘違いするな、俺と同じような事をしようとするな」という事を何回も言われていました。



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