人材確保難の時代に、経営者が本当に向き合うべきこと
- 関根 壮至

- 4 日前
- 読了時間: 3分
経営者のためのブログVol.241
――「待遇競争」の泥試合から脱却する、中小企業の戦い方
「また、求人票の条件を上げなければならないのか……」

人材確保が本当に難しい時代になりました。経営者として、社員の離職を防ごうと、あの手この手を考えている方も多いと思います。
休暇を増やす。柔軟な勤務体系を整える。賃上げをする。学びの場を提供する。福利厚生を充実させる。
どれも、間違ってはいません。ただし、資金的に体力のある大企業であれば、という前提がつきます。中小・零細企業にとって、同じ土俵で戦うのは正直厳しい。打てる手は、どうしても限られてきます。
金銭以外に、人を動かす「報酬」は何か
では、社員にとって金銭以外に労働意欲を掻き立てるものは何でしょうか。
私は長年、経営をしながら考え続けてきましたが、「承認欲求」と「貢献欲求」 は、金銭欲と同じくらい、場合によってはそれ以上に、人のモチベーションを高める力があると感じています。
「自分は必要とされている」「会社に貢献できている」 この感覚が持てなくなると、どれだけ条件が整っていても、人は確実にやる気を失っていきます。
役職が上がるほど、モチベーションが下がる不思議
よくある話ですが、役職が上がったにもかかわらず、逆にモチベーションが下がる社員がいます。
理由は明確です。
仕事の難易度は変わらない
挑戦する機会が与えられない
責任だけが増える
給料は大して変わらない
これでは、「評価された」のではなく、「都合よく使われている」と感じても不思議ではありません。
私なら「挑戦する機会」を提供する
では、どうすればいいのか。
私なら、「挑戦する機会」を提供します。
決まったことをミスなく遂行することだけを求めるのではなく、
「失敗してもいいから、やってみてほしい」と伝える。
もちろん、丸投げではありません。任せる範囲を決め、必要なサポートはする。
そして、チャレンジの末に成果を上げたなら、さらに大きなチャンスを渡す。
この繰り返しです。
既得権益にしがみつくと、進化は止まる
人は、既得権益を握ったままでいると、進化を阻害してしまいます。
これは、社員だけの話ではありません。経営者も同じです。
支配に安住するのではなく、自らも挑戦し続ける。
自己研鑽を怠らず、将来を描く仕事に向き合う。そうしてこそ、経営者自身の成長と、モチベーションの向上が生まれるのではないでしょうか。
まとめ:引き留めるな、惹きつけろ
人材確保が難しい時代に、中小企業が大企業と同じ施策で戦う必要はありません。
金銭だけに頼らない
承認欲求・貢献欲求を満たす
挑戦する機会を提供する
権限を少しずつ解放する
経営者自身も挑戦し続ける
この積み重ねが、人を惹きつけ、組織を強くしていきます。
引き留める経営ではなく、成長したくなる会社をつくる。
その方が、結果的に人は残り、会社も前に進むと私は思います。
今一度、社員のどのような欲求を満たすべきなのか?
我々、経営者も考える必要があるのではないでしょうか
人材確保が難しい時代において、中小企業の経営者に求められるのは、制度や待遇で引き留めることではなく、社員が成長を実感できる環境をどうつくるかだと思います。
そのためには、社長自身が「どこまで任せ、何に集中するのか」という判断軸を明確に持つ必要があります。
弊社が運営する「社長の実務アカデミー」では、人・モノ・カネ・情報といった経営資源をどう配分し、社員に挑戦の機会を渡しながら、社長自身が未来を描く仕事にシフトしていくための実務的な考え方を整理しています。
もし今、「人が育たない」「任せきれない」そんな悩みを感じているのであれば、一度ご覧いただければと思います。
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以上、ランナーズ関根でした。



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