top of page
検索
執筆者の写真Takeshi Sekine

人生を支えてくれる、自分の軸

 よく「あなたの軸は?」なんて聞かれたりしますが、私が自分で軸が形成されたなと思えたのは45歳くらいだったと思います。それ以降、その軸によって経営者人生における選択、意思決定を行ってきました。今回は、この軸についてです。




そもそも軸って何?

 はじめて”自分の軸”という言葉を耳にしたとき、全く意味が分かりませんでした。そんな面倒なこと考えたことすらないね、、、なんて思った記憶があります。


皆さん、”自分の軸”って考えたことあります?


私の記憶ですと、自分が初めて耳にしたのは30歳前後だったと思います。真面目に仕事はしていましたが、遊びほけていた時代でもあり、一番中途半端な人生を過ごしていた時期かもしれません。


サラリーマンを卒業して経営層のメンバーに加わり、部下と仕事をするようになってからは、「あ、俺は軸持ってなんだな」という自覚はありました。


軸とは、以下のようなものではないかと解釈しています。あくまでも私個人の解釈です。

<軸とは?>

  1. 判断基準

  2. 大切にしている価値観

  3. 心地よい生き方、あり方


私の場合、年齢が50歳を過ぎたこともあって、意識的に無理をしないことも自分軸の中で重視しています。例えば人付き合い、若い頃は八方美人で誘われれば断らないタイプでしたが、今は自分が気を遣いそうな集まりなどは無理して行かないようにしています。仕事であれば、仮にコンサルフィーが沢山もらえる案件であっても、良い仕事ができるイメージが沸かない案件は断ります。無理することになるので失敗するリスクも高くなります。


人それぞれですが、私の場合、自分軸の中で最も重視しているのが「自然体で生きる」という軸です。「何事も無理せず、自然体で生きる」これが最も重要視している私の軸であり、ビジネス上の意思決定も、この軸が基準となって決めていることは多々あります。


スポーツで例えるなら「体幹」じゃないかと思います。普段は意識せずとも働いている体の器官というような感じでしょうか。ふわっとした解釈ですが、これが軸なのではないかと思います。





自分軸がないと、どうなる?

 若い頃は、自分の選択、決断に自信を持てないことも多いですし、どーしても人の評価、他人の目を気にしてしまう。何か意思決定するときは、他人の意見を聞いて大勢を占めそうな意見に沿って決めたりする人も多いと思います。私も若い頃は漏れなく、そんな感じでした。


さて、これが人の上に立つマネージャー、経営者だったらどうでしょうか?

間違いなく、頼りなさを感じてしまうでしょう。また意思決定に一貫性がないので、戦略性も弱く、ビジネスの世界は負けてしまう事も多いでしょう。


今まで出会った大勢のビジネスマン、やはり成功している人は明確な軸を持っていると感じる人が多かったですね。経営者はもちろん、企業で働くエリートビジネスマンの中にも、明らかに「この人には軸がある」という人を何名か会ったことがありますが、そいう人は必ず大企業の幹部になってますね。例外はないです。確実に偉くなっている。




軸って鍛えられるのか?

 すいません、これに関する明確な答えを私は持っていないです。というのも、私の場合、自分の軸が確立されたきっかげが、大きな挫折に直面し、偶然に乗り越えたときでした。なので、私の場合は普段から何らかのトレーニングを続けて身に着いた軸ではなく、偶然の産物で手に入れたものなので再現方法が分からないのです。


ただ、可能性としては普段、自分が考えている事をメモに残し可視化していく事で、自分が普段から行っている意思決定の傾向などから軸を自覚できる可能性はあり得ますが、この軸を鍛える方法については、現在、研究中です。軸を鍛えるトレーニング方法を見出したら、企業の社員教育でニーズあるような気がしています。。。




私が今、お伝えできること

 まずは「自分の軸」という概念を理解すること。そして、今の時点で自分が大切にしている人生観、価値観、生き方などを紙に書き出してみることから始めると良いと思います。Mindmapとか良いかもしれませんね。


自分を客観視することは、自身の成長にとって大事な習慣です。内省ともいうのでしょうか。皆さんも、今の「自分の軸」可視化してみてください。


この自分軸を持っていると、かなり生きるのが楽になります。迷いが少なくなるのと、私の場合は無理しないことを自分で受け入れたので、今まで周囲を気にして無理してやっていたことの断捨離がかなり出来ています。その結果、空いた人生のスペースにより良いものが入ってきているのかもしれないなと思う時もあります。



まとまりない文章となりましたが、皆さんも「軸」考えてみてください。自分の軸を持つと、きっと人生がより楽しく充実したものになっていくと思いますよ。



以上




閲覧数:169回0件のコメント

Comments


bottom of page