アトツギの権限、先代がいると現実は...

先代が代表権を持っている間、アトツギと先代との役割権限の線引きが曖昧な事も多いのではないでしょうか?私も多少は困っていましたが、今回は「戦わずして勝つ」そんなお話です。





役職あっても権限ナシ?

私の場合は、あまり問題にはならなかったのですが会社の規模、先代のマネジメントスタイルによってはアトツギに代表権が付いていても実際の権限が全くなかったりすることが中小企業ではよくあります。例えば、先代が代表取締役会長、アトツギが代表取締役社長などのケース。


法的には、どちらも会社を代表する立場であり権限・責任も同程度に有していてもおかしくはありませんが、実態としてアトツギに重要な権限が渡されていない事があります。

典型例として、予算執行の権限、人事考課、給与査定などです。代表取締役であるアトツギまで人事考課の書類が上がってきて、最後に会長でひっくり返される。。。


しかも論理的な根拠や理由もなくひっくり返される。

これは、よく聞く話です。


幸い私はここまで酷くありませんでしたが、いろいろ阻止はされました。一方で兄弟が持ち込む投資の話は、なぜか簡単に許可されるという事もよくあり、何で俺だけ?と思う事もありましたが。。。

厳しい会社では、ちょっとした事務用品を買うにも会長の決裁が必要な会社もあると聞きます。このパターンですと、ちょっと厳しいですよね。確かにやりづらい。



どう対処すべきか?

私なら、あまり気にしない。実際に、過去そうやってやり過ごしてきました。

ここで意地を張って自分の権限、実力を相手に認めさせようと衝突したとしても先代が代表権を持っている場合、どうにもならないです。業務執行の責任者である以上は従わざる得ないのも現実。



なぜ、先代は自分へ権限移譲しないのか?

これ、考えた事はありますか?



単純に、先代が権力の座を失いたくないという場合もありますし、アトツギであるアナタが未熟に思えて移譲しない事もある。


おそらくですが、最も多いのは「無意識」だと思います。意図的ではなく、今までの連続・当たり前のように会社を仕切ってきた先代です。権限を委譲するなどという事を考えたことも意識したこともないため、アトツギが持っている権限であっても平気でひっくり返したり、指示を上塗りするのではないかと思います。


なので、アトツギであるあなたがやっていることに「口を出してくる」というのは、相手は全く無意識でやっている事だと思います。そこに神経を尖らせて反発したり、勝手に怒りを貯め込むのはこちらが損します。そういうもの。。。と割り切るのも一つです。



どうしても権限を主張したい・はっきりさせたい場合

取締役会規定などで、権限規定の条項を作って明確にするか、あるいはそこまでやらずとも取締役会で明確にするように話し合いうか方法はあると思います。

ただ、これもやり過ぎると先代の感情を逆なでするだけなので正直、お勧めではありません。




おすすめの戦術

何度もtwitter、ブログで書いていますが、もし自分の思う通りに事を運びたいのであれば、先代のアイデアとなるように会話の中でヒントを呟き続け、先代がこちらが思い描くようなシナリオを思いつくように仕組む。


そして、その通りの話をし出したら「さすがですね。全く僕に思いつかない素晴らしいアイデアです。早速、実行します」という流れに持ち込む。


これが最も現実的な対処方法です。自分の主張を無理に通そうとすると対立が先鋭化するだけで、実権を持っている先代が最後は強引な手に出る。これが同族経営の世代間(=親子間)で対立する典型的なパターンです。



この構図、よく理解しておいてください。正面から正論かざして実権を握っている先代(=親)に歯向かっても、こっちが損するだけなのです。


これが現実です。アトツギは、無駄なエネルギーを消費しないよう、自分の精神を傷めないように

「戦わずして勝つ」


戦略がおすすめです。




以上

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