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「うちの幹部が問題だ」と言う社長ほど、見えていないものがある

経営者のためのブログVol.247

会社が変わらない本当の理由は、幹部ではなく社長自身にある

うちは幹部層が育っていないんですよ


コンサルタントとして多くの経営者と話してきた中で、この言葉を何度聞いたかわかりません。確かに、幹部の能力や姿勢に課題があるケースもあります。それは否定しません。


しかし、正直に申し上げると、

「幹部が問題だ」と言い続ける社長の会社ほど、何年経っても変わっていない。

これが、私が現場で見てきたリアルです。



「管理職研修」でお茶を濁す小手先の対処

会社がうまくいかないとき、社長がとる行動の一つに「管理職研修」があります。

幹部や管理職を外部研修に送り込み、マネジメントスキルを学ばせる。一見、前向きな取り組みに見えます。


ところが、この研修が終わったあと、会社が劇的に変わったという話を、私はほとんど聞いたことがありません。


なぜか?


研修に行かせた幹部は、確かに何かを学んで帰ってきます。しかし、会社に戻れば、社長の意思決定のスタイルも、組織の雰囲気も、何も変わっていない。


幹部が変わろうとしても、社長が変わっていなければ、組織は変わりません。

問題の根が社長にあるまま、枝だけを手入れしても、木は健康にならないのです。





自分に「厳しい物差し」を当てられるか

では、本当に会社を変えられる社長は何が違うのか?

私が見てきた中で、会社を変える力のある経営者には、共通した姿勢があります。


それは、自分自身に厳しい物差しを当てられることです。

「自分のどこが足りないのか」 「あの判断は正しかったのか」 「社員がついてこない原因は、自分にあるのではないか」こういった問いを、自分に向けられるかどうか。


これが、会社が変わる経営者と変わらない経営者の、最も大きな違いだと私は思っています。誰だって、自分の至らない点に目を向けるのは避けたいものです。


それは人間として自然な防衛本能です。

しかし、経営者である以上、その防衛本能に勝たなければなりません。




私自身の、苦い経験

実は、これは人ごとではありません。

私自身、後継者として会社を引き継いだ頃、似たような状況にいました。


業績が思うように上がらないとき、心のどこかで「古参社員が変わらないから」「幹部の意識が低いから」と考えていた時期がありました。


でも、ある時気づいたのです。社員が動かないのは、私の指示が曖昧だったからではないか。幹部が育たないのは、私が任せていなかったからではないか。


その気づきは、正直つらかった。

しかし、それを認めた瞬間から、少しずつ会社が動き始めました。

自己改革と自社改革は、セットです。片方だけでは機能しません。




「自分では気づけない」という現実

とはいえ、自分の課題を自分で見つけるのは、難しいことです。

自己改革ができる経営者が稀なのは、意志が弱いからではありません。


自分のことは、自分が一番見えにくいという、シンプルな現実があるからです。


だからこそ、外から客観的に見てくれる存在が必要になります。

耳の痛いことを、しかし敬意を持って伝えてくれる人。正解を押しつけるのではなく、社長自身が気づくための問いを立ててくれる人。


私がランナーズを立ち上げた理由の一つは、ここにあります。

自分の至らない点を認め、行動を起こし、実際に乗り越えていく——その過程に、伴走できる存在でありたい。それが、私たちの仕事だと思っています。


あなたは、自分に厳しい物差しを当てられていますか?


最後に、一つだけ問いかけさせてください。

今、あなたの会社で解決したい課題があるとしたら——その原因の一部は、もしかしたら自分自身にあるかもしれない、と考えてみたことはありますか。


これは責めているのではありません。


自分に問える社長が、会社を変えられる。 ただ、それだけのことです。

まとめ:自己改革なくして、組織改革なし

  • 幹部や管理職に問題を見出す前に、社長自身を内省する

  • 管理職研修は、社長が変わらない限り効果が薄い

  • 自分の課題に気づくためには、外からの客観的な視点が必要


勇気を出して、自分自身に厳しい物差しを当ててみてください。その一歩が、会社を本当に変える起点になります。


「自分では気づけない」という経営者のために、ランナーズ株式会社は「社長の実務アカデミー」を運営しています。


教科書的な知識を学ぶ場ではなく、自分の経営を客観視し、自己改革と自社改革を同時に進めていくための実践プログラムです。

「自分を変える覚悟がある」という方は、ぜひ一度ご覧ください。

▼ 社長の実務アカデミー https://www.runs.co.jp/academy



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経営者のためのブログ Vol.247

ランナーズ株式会社 関根壮至

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