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  • 執筆者の写真Takeshi Sekine

中小企業の社長が理解すべき人選眼

私も人材確保は大変でした。会社の所在地が新潟だったので東京のように人口も多くない、優秀な人材は高校卒業後、都会へ出てしまう。社内の人材を育てたり着火することをせず、中途採用でハイスペック人材を採用するもうまくいかない。今回は、こんな悩みを抱えている経営者の皆さんへのメッセージです。


スペックに注目しすぎる過ち

アトツギ経営者の方は、修行として一流企業で働いた経験を持つ方は多いと思います。実際に中小企業の管理職として数年仕事してみると気づくのですが、良い人材=ハイスペッ人材とは限らないのです。一流企業では、高学歴の新卒を採用し育てていく。中途採用では経験豊富な人材を高給で採用する。でも、中小企業にこんなことはできませんよね。


そもそも「仕事ができる人≠ハイスペック人材」なのです。経歴が素晴らしいから仕事ができるわけではない。実際、高学歴で一流企業を渡り歩いてきたスペシャリストと称される人を採用してみてください。すべての人が当てはまるわけではありませんが、かなりの確率であなたが思ったレベルのパフォーマンスを挙げるのに時間を要すると思います。都会の大会社では、社員同士の分業が進み面倒な仕事を自分がやる必要はなく、狭い範囲で仕事をすることができる。予測不可能な事態に遭遇する確率は低く、実はルーチンワークやっているだけなのに本人たちは気づいていない。会社のブランド力で仕事ができていることも気づいていない。それが一般的には大企業出身のハイスペック人材と思ってください。不測の事態に遭遇すると、まず仕事できないです。環境が整っていないとパフォーマンス発揮できない。中小企業という戦場の最前線で力発揮できるように訓練もされていなければ、経験もないのです。


私の経験からも明らかに言えるのですが、大手企業やグローバル企業で通用する人材と、田舎の中小企業で成果を挙げれる人材というのは種類が違うのです。


ということは、知ってますよね?

経営者の皆さん、経営者を目指すアトツギの方なら。


あ、やば。スペックに目が行き過ぎてた。。。という方は、この先も読み続けてください。




じゃあ、何が重要なのか?

まず、大手企業の社員と中小企業ですでに働いている方の大きな違いは、会社への帰属意識だと思います。田舎は、今でもそう簡単に転職できる環境ではなく、働く社員の人たちは何も問題がなければ、ずっと今いる会社で働こうと考えている人が多いのです。

都会で働く人たちのように、スキルを高めて転職を繰り返し、輝かしいキャリアを手に入れようなんて事は考えていないのです。


逆に考えると、それだけ会社へのコミットが高い人もいるという事です。田舎で経営者やるとわかりますが、大事なことは、知識や経験だけではなく、このコミットが重要だったりするのです。「社長が実現したい理想像を形にするのが自分たちの役目」と考える人は結構います。田舎の会社に限らず、スタートアップ企業で起業から数年間は、こういう人材が必要です。まとめると、会社や経営者へのコミットが高く、時に文句を言いつつも会社の進む方向へ協力してくれる人材が大切なのです。


ただし、

経営者であるアナタが社員から慕われたり、愛され尊敬されるような人柄を持ち合わせている必要があります。自分のことしか考えていない経営者だったら誰も助けてくれません。



日本電産の永守社長じゃないですが、隣の芝は青く見えるものです。でも、自社で一生懸命働いてくれる社員をじっくり観察してみてください。話をしてみてください。

口数は少なくても、実はものすごく器用で難題を乗り越える力を持っている人がいたりします。そんな人材に目もくれず、外からハイスペック人材を漁るような社長に果たして社員は協力しようという気持ちになるでしょうか。。。


私が家業に入ったばかりの頃、営業部門の社員に「スキルを磨いて、もっといい会社へ移るのも選択肢だ」という話をしたことがあるのですが、社員からは「あの人は、俺たちをクビにしたいらしい」と噂されていました。当時、私は全くそういう事をわかっていなかったんですね。自分がいた世界の価値観を持ち込んで話をしていた「わかっていない人」だったのです。


私をずっと支えてくれた古参の役員がいます。この方は、高卒で入社し役員まで上り詰めた人なのですが、数字には強いし、困難に当たってもそうそうあきらめない。アイデアをひねり出し器用に問題を解決します。そして何よりありがたかったのが、会社へのコミットです。もっと言うなら創業家へのコミットかもしれない。どんなにつらいことがあろうと、自分を引き上げてくれた創業家には尽くすという考えが根底にあります。こんな人は、外から絶対に採れない。


同族経営でしばらく行くなら、まずは自社で働いてくれている社員と今一度、対話をしてみてください。そして自分自身が社員から慕われる存在としての条件を満たせているかどうかも確認してみてください。



以上

”基本的に毎週月曜日 朝更新してます”

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