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執筆者の写真Takeshi Sekine

「まずは、ボス・キャラを攻略せよ!」

更新日:2022年1月25日

 後継者が承継する会社に入社して最初にやるべき事 ⇒ 各部署に存在する「ボス・キャラ」を探し出し攻略する事です。



どんな会社、組織であっても、現場で実質的な支配力を持つ人がいます。そこに所属しているメンバーの行動や意思決定に大きく影響を与えている人物。


必ずしも役職とイコールではなく、実質的なボスです。

組織の仕組みから考えると、ボス=部門長となるわけですが、現実の組織ではそうなっていない事が良くあります。アトツギが最初に取り組むことの一つとして、このボス・キャラをいかに正確に早く探し出し、仲良くなれるか。。。これが後のリーダーシップ獲得に大きく影響してきます。





ボス・キャラを探し出す手順


1:影響力が最も大きい部署を特定する

会社全体の中で、特に影響力、発言権の強い部署を探し出す。最初に仲良くなった社員からでもいいですし、味方してくれる古参社員、役員から、どの部署が発言権が大きいのか聞き出します。経営トップ(=社長)からヒアリングしても良いと思いますが、社長の思い入れがある部門が挙げられる可能性があるため、できれば経営トップ以外の人から複数の部署名を聞き出しましょう。


2:ターゲット部門の中で最も影響力のある人物を特定する

次に、ターゲット部門の中で最も影響力のあるボス・キャラを特定する。

この作業は、結構、難しいのです。というのも、ボス・キャラでも様々なタイプがあって、声が大きく目立つ人は分かりやすいのですが、意外と目立たない人が本当のボス・キャラだったりすることがあるからです。このタイプを見つけ出すのは至難の業。地道に当該部署のメンバーにヒアリングしたり、他部署の社員に探りを入れたりして、本当のボス・キャラを探し出すようにしてください。


3:ボス・キャラに接近する

いきなり仕事の要件で接触するのはご法度。まずは低姿勢で、無理せず、怪しまれないように接触する事。望ましいのは、趣味の話など仕事に関係ない話を話題にして、次第に距離を縮めていき、仕事以外の話題で気軽に話ができるレベルまで関係を構築していきます。


4:仕事の話を徐々に始める

仕事の話を始める際には、相手の存在を尊重しつつ、アドバイスを求める体で話すと良いと思います。話の内容としては、自分の専門分野、得意分野は避けて、相手の得意分野を選んで話してみると良いと思います。自分にはわからない分野なので、ちょっと力を貸して欲しいと話を振ってみます。このタイミングで、3番の世間話で十分な会話ができるようになっていれば、良好な反応が得られると思いますが、人の性格は人それぞれで、天邪鬼(あまのじゃく)的な人もいますので、一回の会話で仕事の話も完璧に相談できるようになろうとは考えないでください。複数回、このようなアプローチを行って徐々に攻略していくこと。



5:ボス・キャラに見られる特徴

声の大きい人、隠れボスの人。いろんなパターンがありますが、共通して言える事(=私の経験から)は、どんなボス・キャラでも人から頼られる事を不快に思わないという事です。

この心理を上手く利用して、ボス・キャラを自分の味方につけていってください。

間違っても、上から指示・命令するような事は避けてください。これをやってしまうと、味方どころか敵に回られ、ある事、ない事、社内で言いふらされる危険性すらあります。





アトツギの皆さんにお伝えしたいこと#3

上記の通り、影響力の強い部署から順にボス・キャラを探し出し、攻略していってください。ポイントは焦らない事。焦ると、少数意見を聞いて間違ったボス・キャラをターゲットにしてしまう危険性もあります。なので、ボス・キャラを見定めるためには、時間をかけて多くの社員からボス・キャラに関する情報を収集するように心がけてください。



因みに私のケースでは。。。

私の場合、ボス・キャラとの接触では、上記のような平和的な遭遇ではありませんでした。自分の得意分野で、且つ他の社員が詳しくない内容の案件を最初に手掛けていたため、意見対立というか反発を喰らう形でいろんなボス・キャラと遭遇することになりました。

幸運だったのは、私が反発を振り切ってやった事が現場の人たちにとってプラス効果をもたらす成果が後々得られたため、少し時間はかかりましたがボス・キャラの人たちと分かり合える事が出来ました。ただ、このやり方は避けた方がいいです。私はたまたま運がよかっただけで、もう少し慎重に事を進めることができていれば、言い争う事もなく仲良くなれたかなと思います。言い争ったから、仲良くなれたという考え方もあるかもしれませんが。。。




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