ゼロイチ思考の経営者は、疲れやすく、壁にぶつかりやすい
- 関根 壮至
- 57 分前
- 読了時間: 3分

私自身、30代の頃はまさに「ゼロイチ思考」の経営者でした。
自分では、物事を合理的に、論理的に考えているつもりでした。感情に流されず、冷静に判断している――そう思っていました。
ですが今振り返ると、実際にはかなり 極端な思考パターン に支配されていたと思います。
ゼロかイチ、白か黒でしか考えられない状態
当時の私は、物事を
ゼロかイチ
白か黒
正しいか、間違っているか
といった 二択 でしか捉えられていませんでした。
一見すると、判断が早く、ブレない経営者に見えるかもしれません。
ですがこれは、合理的でも論理的でもなく、独りよがりな思考パターン に陥っているだけだったと今では思います。
世の中のほとんどの物事は、実際にはグレーゾーンの連続です。
それを無理やり二択に落とし込もうとすると、必ずどこかで歪みが生まれます。
人の評価も「Yes or No」しかなくなる
この思考パターンは、人の評価にもそのまま表れます。
できている
できていない
その 中間を受け入れられない 上司になってしまう。
相手が成長途中であること、気づきを得るまでに時間が必要なこと。そうしたプロセスを待つ余裕がなくなります。
当然、部下はかなり辛い思いをします。そして実は、本人も相当しんどい のです。
常にストレスにさらされ、疲れやすくなる
ゼロイチ思考の経営者は、常に強烈なストレスにさらされます。
他人を許容できる範囲が狭い
思い通りにいかないことが増える
些細なことでイライラする
結果として、疲れやすくなり、人との衝突も頻繁に起きる。
本人は一生懸命頑張っているつもりでも、空回りし続ける状態 になってしまいます。
これでは、誰でも参ってしまいます。
必要なのは「グレーを許容する余裕」
こうならないために必要なのは、グレーを許容する余裕・余白 だと思います。
特に、自分に対して厳しい人ほど、この状態にはまりやすい。
私は心理学者ではありませんので、専門的なことは分かりません。ですが、これまで多くの経営者を見てきて、ひとつ言えることがあります。
自分に厳しい人は、他人にも厳しい。
「まあ、少しは仕方ないか」が人を救う
「まあ、少しは仕方ないか…」この一言が、自分自身にかかっているプレッシャーをふっと緩めてくれます。
神様ではないので、自分自身は完璧ではありません。
ありのままの自分を受け入れることができて、はじめて他人に対しても自然体で接することができる。
自己開示とは、弱さをさらけ出すことではなく、無理をしない自分でいることなのだと思います。
ゼロイチ思考の自覚があるなら、立ち止まってみてほしい
もし、「自分はゼロイチ思考かもしれない」という自覚があるのなら、一度立ち止まって、こう問いかけてみてください。
自分自身に、厳しくしすぎていないか?
心当たりがあるなら、まずはその思考パターンから少し距離を取ること。
そして、他人に対して自然体でいること。=無理に構えず、自己開示すること。そこから始めてみてほしいと思います。
経営には、考え方を整える力も必要
ビジネスに関する知識、テクニック、スキルは確かに大事です。
ですがそれと同じくらい、自分自身の考え方を整えること も、経営で成果を出すためには重要な要素ではないでしょうか。
頑張りすぎている経営者ほど、少し肩の力を抜くことで、かえって前に進めることもあります。
このブログが、そのきっかけになれば幸いです。
以上、ランナーズ関根でした。