「人を見る目の大切さ」

更新日:1月25日

経営者に限らず、ビジネスの世界で生きていくため絶対に鍛えなければならないスキルは、選球眼です。どれだけ努力を重ねようとも一緒に組む相手を見誤ると、出来る事も出来なくなります。今回は、このテーマに関するお話です。


【お知らせ】

私が登壇し事業承継の体験談をお話させて頂きましたセミナーのアーカイブ映像が公開されました。大変な好評を頂いたセミナーです。事業承継に係る方は、お時間ございます時にご覧ください。

私の基調講演(約1時間):https://youtu.be/ByoTcpBqZc0?t=347

アトツギ経営者とのQ&Aセッション(約30分):https://youtu.be/ByoTcpBqZc0?t=4985




経営者にとっての選球眼


組織の中で働いている場合、自分の出世や案件を受注する上でのキーマン、あるいは採用面接時に選球眼が必要になってきます。影響が及ぶのは、せいぜい自分自身の範囲にとどまる事が多く、失敗しても何とか挽回する事は可能だったりします。


しかし、経営者の立場となって選球眼が甘いと会社の経営に影響を及ぼすだけではなく、人心掌握に大きく影響してきます。ボスである自分が人選で失敗を繰り返すと、確実に部下からの信頼・支持が低下します。


また、現場の想定している人事とは異なる、抜擢人事などを行う場合はそれなりのリスクが生じます。リスクを冒してでも、この人事を実行するという理由、目的、期待する成果などを周囲に説明し、予想通りの結果を出させるまでが任命者である経営者の責任です。


組織の中間で働く立場とは、次元が異なります。


重要なプロジェクトを任せる際の人選、新しい経営チームを構成するメンバーの人選などは特に重要で、相当慎重な検討を行った上で人選しないと痛い目に遭います。このようにトップが人選する行為というは、重くリスクがあり、失敗が許されない決断なのです。


仮に外資系の会社で自分が重役だったとして、この種の判断でミスを犯したら、いとも簡単に籍がなくなると思います。それだけ重要な事なんです。



後継者であるアトツギ経営者の皆さんが、この重要性に気づいているかどうか、これは大きな問題です。気づいていないと厳しい。




私の経験、後継者の傾向


過去に、私も何度か失敗しています。あるプロジェクトで、相手を信用し仕事を任せていたのですが、最終的には裏切り行為に逢いました。


社外の連携先企業でも急に裏切られて、仕事が進まなくなったりした経験もあります。

同族経営メンバーから裏切りを受けることもあります。家族だからと信用しきってコミュニケーションを適当にやっていると相手の機微の変化に気づけず裏切られる。これは非常にたちの悪い話ですが、よくある話です。



これら全て、自分の選球眼の甘さがもたらした失敗でした。アトツギが「わきが甘い」と言われるのは、この点を指摘している事が多々あります。それだけ選球眼は重要なんです。


私も含めてなのですが、経営者の子供(=坊ちゃん、お嬢ちゃん)で育った人たちは、簡単に人を信じてしまう傾向があります。基本的に、世の中は良い人ばかりという環境で、いろんな支援を周囲から受けながら生きてきていますので、性善説の思考になります。

いわゆる、「お人よし」に育つのです。経営者の子供というのは。


これ自体は、全く悪い事ではなく、むしろ良い事です。

大事な事は、性善説に立ちながら、その中から「当たり」を見抜く自分の選球眼です。


常に人を疑うような態度で仕事に臨んでは良い仕事はできません。人づきあいも同じです。

相手に信用していると見せかけて、しっかり選別するスキルが必要なのです。ちょっと嫌らしい表現ですが、リアルな話です。




じゃあ、どう学ぶか?


私の場合、振り返ると、裏切り失敗を何度も経験して、ようやく気付いたという感じです。

今でも自分自身について「お人よしだなぁ」と思う事が多々あります。「わきが甘い」と思う事があります。


これは育ってきた環境にも、おそらく影響受けているのだろうと思います。長男、長女、次男、次女など何番目の子供かという事も大いに影響を受けます。長男、長女はかなりの確率でお人よしです。頼まれたら断れない性格です。


裏切りられる経験を積んでくださいというわけではないのですが、私の場合は、自分のOSを入れ替えるくらいのショックがないと、この選球眼、人を信用しきる癖は直りませんでした。


正直、難しいテーマです。選球眼の力量アップ。

これから、鍛えるために必要な要素を洗い出して、トレーニングプログラムを考えていきますが、今日の時点でアトツギの皆さんへ伝えたいことして、



経営者としての選球眼は、生死にかかわるほど重要だ。



ということです。


これからトレーニング方法を考えていきます。




終わり

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