top of page

壁にぶつかるのは、軌道に乗る前の“通過儀礼”にすぎない。

「自分には経営の才能がないのかもしれない……」

事業が思うように軌道に乗らず、毎日が試行錯誤の連続。そんな状況が続くと、多くの経営者は自分自身を責めてしまいます。


ですが、それは大きな勘違いです。最初から完璧なビジネスモデルを持っている人など、ほとんどいません。最初から順調にいく人は「天才」か「強運の持ち主」、そうでなければ、誰もが例外なく、“うまくいかないところ”を修正しながら前に進んでいます。

大切なのは、失敗しないことではありません。「失敗から何を学び、どこを修正するか」そして、何度でも打席に立ち続ける“胆力”こそが、事業を成功へ導きます。

今回は、経営で壁にぶつかったときに必要な思考法について、実体験に基づいた視点からお話しします。


ree

「最初からうまくいかない」のが、普通。

起業してすぐに軌道に乗る事業は、ほとんどありません。上手くいっているように見える会社にも、必ず“うまくいかなかった時期”が存在しています。

私自身、最初から順調に経営できていたわけではありません。商品はある、情熱もある、でもなぜか売れない。利益が残らない。顧客が集まらない。人が育たない。数字が崩れる──。

そのたびに思いました。「もしかして、自分には経営の才能がないのかもしれない」と。

けれど今になって断言できるのは、“それが普通”だということです。むしろ、「最初から完璧なビジネスモデルを作れる人のほうが例外」です。






ビジネスモデルには「穴」があるのが前提

どんなに綿密に考えたビジネスモデルにも、最初は“穴”があります。


・ターゲットのニーズとズレていた

・想定よりも顧客単価が低かった

・仕組み化に時間がかかる

・コスト構造が甘かった

・思っていたより人が動かない


そういった「抜け漏れ」や「設計ミス」は、実際に走り出してみないと見えてこないのです。それらの欠陥に気づき、一つずつ潰していくプロセスが、実は“軌道に乗るまでの本質”です。





打席に立ち続けた者だけが「正解」に近づく

多くの経営者が途中で諦めてしまうのは、「失敗=才能がない証拠」だと勘違いしてしまうからです。

違います。失敗は、改善点を教えてくれる“ヒント”です。


むしろ、うまくいかなかったことの中にこそ、「ここを直せば、前に進める」という情報が隠れています。



つまり、修正すべきところを見つけるためにも、何度も挑戦し、失敗することが必要なのです。





心が折れそうなときの処方箋

もちろん、精神的にきつい時期もあるでしょう。何度打席に立っても、空振り続きで、結果が出ないこともある。でも、そこで立ち止まってしまえば、もう次の“修正点”も見えなくなってしまいます。

私がこれまで学んできたことは、ただ一つ。





「継続する胆力こそが、最大の才能である」

今、壁にぶつかっているあなたは、それを超えた先にある「自分だけの正解」に、確実に近づいています。




諦めなければ、ビジネスは必ず走り出す

失敗した数だけ、あなたのビジネスモデルは精度を増していきます。そしてある日、確かな手ごたえとともに、事業が走り出します。

だからこそ、諦めないでください。今日も、もう一度、打席に立ちましょう。そこで得た気づきが、あなたの事業を次のステージへと導きます。




【まとめ】

  • 最初から上手くいかないのは、才能ではなく「前提」

  • 欠陥を修正し続けた先に、事業の成功がある

  • 打席に立ち続けることが、唯一の近道

  • 継続する胆力が、成功する経営者をつくる



ということで、私自身も未だに失敗の連続です。

コンサルタントを含め、経営に関する相談相手を選ぶときは、どれだけ失敗したい経験があるのか聞いてみると良いと思います。薄っぺらな人は、そもそも失敗した経験すらありません。



以上、ランナーズ関根でした。





無料オンライン勉強会のお知らせ

2025年7月30日 12:05~ 




これから社長になる方、必見イベント。


経験者だから話せるエピソードをご紹介します。


参加登録はこちら



ree



 
 
 

コメント


© Runners Corporation 2025

​ランナーズ株式会社

​〒113-0033 東京都文京区本郷1丁目33-4

UP BASE水道橋 301

  • X
  • Facebook
  • note
bottom of page