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  • 執筆者の写真Takeshi Sekine

社内制度マニアになるなかれ!

アトツギの皆さんは、会社をより良くしようと様々な社内制度の導入にチャレンジされる方も多いと思います。今回は私の経験も交えて、注意して欲しい事項を書いてみます。



営業職のやる気きを引き出す制度

 営業職系に対してやる気を引き出すため、営業成績に応じたインセンティブ制度を導入される会社も多いのではないでしょうか。やり方はいろいろあると思いますが、回避したいのは「売上高」を基準にしたインセンティブ。これは良くない。


なぜなら、売上だけ注目しても利益の伴わない「悪性の売上」を上げる営業マンが得してしまうケースがあるからです。私も過去にインセンティブ制度を導入していましたが、正直なところうまくいっている実感がありませんでした。中小企業は採算管理が甘く、受注した仕事が果たして本当に利益をもたらしてくれる案件なのか誰も精査しない事もあり得る。


製造業であれば、営業は喜んでいるが赤字になる事が最初から分かっている案件など工場の人たちが気持ちよく受け入れてくれるはずがない。。。「なんで、こんな赤字案件を受注した営業が評価されるんだ?」というのが製造部門の社員が抱く典型的な不満です。


したがって営業職のインセンティブ制度を導入するのであれば、かならず粗利率を条件に入れて制度設計することをお勧めします。そうでないと、安売りして無茶な条件で大型案件を受注するずる賢い営業マンが得をし、真面目に利益を意識して受注している営業マンが割を食う災厄の結果になる。


なので、営業職のインセンティブ制度を考えている経営者は、粗利管理、見積精度が高い状態になっているかを点検した上で導入を検討してください。


これ鉄則です。



新規事業アイデア募集の制度

 これもすごく難しいんですよね。出せばいいということではなく、新規事業ってそう簡単に実行に移せるものでもない。特に中小企業の場合、突然、全く本業とは関係ない事業を始めるにはリスクがあり、せっかく社員が出してくれたアイデアがあっても容易に一歩先へ進めないというのが実情です。アイデア1件〇〇〇円という制度を導入する会社も多いと思いますが、私も実際にやってみました。


制度を始めた当初は、けっこう出てきましたが実現できそうなアイデアが少ないため先に進まない。アイデアを出した社員としては、せっかく考えたのに会社が動いてくれない。。。という不満が募り、結局は制度として座礁してしまうというのがお決まりのパターンです。


なので、やるなら個人にお金を渡すのではなく、ちゃんと新規事業を考える方法論を社員に教えてあげる必要がある。アイデアのスクリーニング、市場調査、事業計画の作り方など基礎的なスキルがないとポッと出てきたアイデアで実行に移せるほど商売は甘くない。ちょっとしたアイデアではなく事業計画まで作ってもらい、良ければ資金と責任者としてのポジションを与える。ちょっとハードル高いですけど、、、そのくらいでないとちょっとしたアイデア募集では長続きしないのです。


個人的には中小企業に於いては新規事業アイデアの募集制度は難しいかなと思っています。 



業務改善提案の制度

 これは、けっこう上手くやっている中小企業は多いのではないでしょうか?製造現場だけでなく事務系の職種でも業務改善はいくらでもできます。


やり方は考える必要がありますが、業務改善系の制度は中小企業には比較的導入しやすいのではないかと思います。




さまざまな休暇制度

 アトツギ経営者の方は、これよく導入するケースがあるのではないでしょうか?先代経営者は猛烈に働く時代に生きているので「こんなのダメだ!」と一括されそうですが、最近の若者が会社を選定する条件の一つに年間休日の多さはかなり重視しているはず。


長くだらだら働くのではなく、効率よく仕事をこなし休むときは休む。私も社長就任前でしたが、隔週で土曜出勤だった勤務体系を完全週休二日に変えたり、誕生日休暇などを導入しました。ただ悩ましいのは、勤務日数を減らすと実質的な賃上げとなるのです。更には、仕事のやり方を変えないと、納期に間に合わすために残業が増えたり休日出勤が慢性化するなど意味がなくなってしまいます。休みが増えて残業代が増えてしまうと全く意味がない。


休暇制度を導入する場合は、この問題をクリアする対策を考えた上で導入を検討してください。






社員のやる気を引き出す制度

 上記で述べている制度は総じて「社員のやる気を引き出す」ということに帰結するのではないかと思います。上記以外にも、中小企業の社長さんは、いろいろ試されていることと思います。


中小企業であれば社長と社員の距離が近い。社員は社長から声をかけられると嬉しいものです。なので、特にアトツギ経営者であるならば尚のことですが、〇〇制度導入ということにシャカリキになるのではなく、暇を見つけては社員と雑談するようにしてみてください。その方が、よほど社員はやる気を出してくれるはずです。


何気ない会話から顧客ニーズを知り得たり、新規事業のアイデアにつながるヒントが得られたりするものです。社長は現場に入って実務をする必要は必ずしもありません。その代わり、多くの時間を社員との雑談に使ってみる。そうすることで会社が変わっていく事もあります。


以前のブログにも書きましたが、中小企業って社長の「やる気次第」なんすよ。社長が一生懸命社員と向き合って話を聞こうとすれば、社員はいろんな話をしてくれます。


それが一番、効くんじゃないかな。中小企業には。






以上

”基本的に毎週月曜日 朝更新してます”

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