経営者に向いていない人の共通点
- 関根 壮至

- 2025年12月29日
- 読了時間: 4分
経営者のためのブログVol.236
――向いていないことは、決して恥ではない

「自分は、経営者に向いているのだろうか?」
社長という立場に立ったことのある人なら、一度は、こんな問いが頭をよぎったことがあるはずです。(私は、何度もありました・・・)
世の中には「経営者向き」「起業家向き」という言葉があふれていますが、長年経営に携わってきて、はっきり思うことがあります。
経営者に向いていない人は、確かに存在する。そしてそれは、能力や頭の良し悪しとは、ほとんど関係ありません。
共通点①|判断の責任を引き受けられない
経営とは、究極的には「決める仕事」です。
正解かどうか分からない
失敗する可能性もある
誰かの人生に影響を与える
それでも、最終的に決める。そして、結果の責任を引き受ける。
この覚悟が持てない人は、経営者という仕事を続けるのが、かなり苦しくなります。
「誰かが決めてくれればいい」「もっと情報がそろえば判断できる」
そう思っているうちは、経営者の席に座り続けるのは難しい。
共通点②|不安に耐えられない
経営者の仕事は、常に不確実です。
先が見えない
業績が不安定
人の問題が絶えない
どれだけ経験を積んでも、不安がゼロになることはありません。
むしろ、不安と一緒に生き続ける仕事それが経営です。
不安をすぐに消そうとする人、誰かに安心させてもらわないと動けない人は、経営の現場で消耗し続けてしまいます。
共通点③|他人をコントロールしようとする
経営者に向いていない人ほど、無意識にこう考えがちです。
社員は言うことを聞くべき
ちゃんと管理すれば成果が出る
自分が正しい
しかし、組織は思い通りに動きません。
人は感情を持ち、価値観もスピード感もバラバラです。
他人をコントロールしようとすればするほど、経営はうまくいかなくなります。
経営者に必要なのは、支配ではなく、環境づくりです。
共通点④|「自分が正しい」と思い込みやすい
経営者は孤独です。だからこそ、自分の考えを疑わなくなる危険があります。
反対意見を聞かない
うまくいかない理由を外に求める
過去の成功体験にすがる
この状態に入ると、経営は一気に傾きます。
自分が間違っているかもしれないこの前提を持ち続けられない人は、経営者として成長し続けることができません。
共通点⑤|「成長し続ける覚悟」がない
経営者にゴールはありません。
安定したら終わり
黒字になったら安心
一度うまくいったから大丈夫
そう考えた瞬間から、会社は静かに衰退を始めます。
経営者という仕事は、引退する日まで、学び続け、実践し続ける職業です。
それを「しんどい」「面倒」「できれば避けたい」
と感じる人にとって、経営者は幸せな職業とは言えません。
向いていない=失敗、ではない
ここまで読んで、少し重く感じたかもしれません。
でも、はっきり言っておきたい。
経営者に向いていないことは、悪いことではありません。
専門職として力を発揮する
組織を支える立場に回る
誰かの右腕として活躍する
それぞれに、価値があります。
無理に経営者を続けて、自分も周囲も苦しめる方が、よほど不幸です。
それでも経営者を選ぶなら
もし、「向いていないかもしれない」そう感じながらも、経営者を続けると決めたなら。
必要なのは、才能ではありません。
正しい学び方
自分の弱さを認める姿勢
役割を理解すること
経営は、技術として学べる仕事です。
当社が提供している社長の実務アカデミー では、「経営者として何をすべきか」を感覚ではなく、実務として整理しています。
まとめ
経営者に向いていない人の共通点は、能力ではなく、姿勢と覚悟にあります。
決断の責任を引き受けられるか
不安と共に進めるか
自分を疑い続けられるか
成長をやめない覚悟があるか
これらに向き合える人だけが、経営者という仕事を続けられます。
それでも進むと決めたなら、一人で抱え込まず、正しい実務を学びながら進めばいい。
経営は、孤独ですが、独学でやる必要はありません。
以上、ランナーズ関根でした。



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