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  • 執筆者の写真Takeshi Sekine

経営者を目指すアナタ。苦手な人と仲良くなれますか?

更新日:2月12日

 社長という立場になると、苦手だなと思う人とも円滑な関係を構築する必要があります。しかし、エリート街道を走ってきた人はコレができない人が多い。私はアトツギ時代にこのスキルを身に付けて大いに助かりました。今回は社長を目指す人が絶対に身に付けなければならない「丸腰人付き合いスキル」についてご紹介します。




社長とそれ以外の職位における決定的な違い

 いろいな違いはありますが、私が実際に社長をやってきて感じることは「人付き合い」についてです。


経営層以外であれば、正直な話、苦手意識を持つ人と無理して付き合う必要もないし、人脈を広げる必要もない。でも、経営者となるとそうはいかない。なぜなら、どこにどんなチャンスが隠れているか分からないからです。


組織の一員であれば「あの人苦手だから関わらない」とか選択肢としてはアリなんですよ。でも社長は別。例えば、部下の中に苦手意識を感じる人がいたとして「あの人苦手だから付き合わない。。。」これって、できると思います?


そうはいきませんよね。周囲からは「差別」とも取られかねない事態です。

外部の人も同じです。ビジネスパートナーの人で苦手意識を感じる人がいたとして、自分が日頃挨拶にも行かず、部下だけ会いに行かせていたら相手は良い印象を持ちませんよね。

ということで、社長の立場になると好き嫌いを抜きにして人と円滑な関係を構築することを求められる場面がどうしても出てくるのです。


これは私の経験上、何度もありましたし、これを避けていると自分も成長できない、時にはビジネスへ悪影響を及ぼします。経営者はこれを乗り越える術を身に付ける必要があるのです。これが「丸腰人付き合いスキル」です。



私が過去に抱いていた苦手意識

 家業に入るまでは、私はマイクロソフトの日本法人に6年半ほど勤めており優秀な人材に囲まれ、とても居心地の良い環境で働いていました。別な言い方をすると、仕事のスキル、経済力、学歴、経験など似たような人たちが集まっている集団です。組織に馴染めない人は直ぐに辞めていくので組織の均質化がどんどん進む。このような環境では、そうそう苦手な人とか、この人違うよな。。。みたいなことは起きにくい。


さて、これが田舎の中小企業に移ったらどうなるでしょうか?

オフィスで仕事をする人だけでなく、現場で土にまみれになって作業する人、工場で黙々と作業をする人、いわゆる職人さんですよね。こういう人と一緒に仕事をするようになる。

会社の一事業としてホテルの仕事もやりましたが、その時は接客をする人、調理をする人、清掃をする人、、、自分とは全く生きてきた環境が違う人たちと一緒に働く事になるわけです。


正直、すごく苦手意識がありました。


どう接して良いのか分からない、何を話して良いのか分からない。なぜなら、先程書いたように経済力、スキル、学歴、経験などが全く異なる自分とは違う世界で生きてきた人達なわけです。常に会話が噛み合わない。結果、どうなったかというと直接の会話が苦手なのでメールで連絡事項を伝えたり、苦手な人たちが集まる工場には足が向かず、職人さんとはしばらく挨拶くらいしかできませんでした。ホテルの仕事では、調理場に入れなかったです。


苦手だったんです。本当に。



苦手意識が生じるメカニズム(=原因)

 2つあると考えていまして、1つは「驕り=おごり」、もう1つは「劣等感」です。


「驕り」に関しては、エリート街道を歩んできた人ならすぐわかると思いますが、明らかに相手は自分よりスキルが劣っている、生きる世界が違う、、、といった不適切な優越感や驕りの感情です。サラリーマンにはよくある話。言い換えるなら「プライド」かもしれません。小さな水槽(組織)の中でマウントを取り合い、無意味な小競り合いを始めるパターンです。この癖というか毒素は、経営者を目指すなら早々に毒抜きしときましょう。


続いて「劣等感」

アトツギや社長になると外部の人と付き合うようになり、明らかに自分より「大物」と思える社長と出くわすことがあります。こういう時、自分が優位に立てないので接触を躊躇してしまう事もある。


この「驕り」「劣等感」の双方から卒業できない経営者は、良い経営者にはなれません。これは断言できると私は思います。


サラリーマン経験が短い創業社長は、このような感情を抱く人は少ないと思いますが、サラリーマン経験が長く、後に社長になった人は2つの感情を持ち続けている人が多いのではないでしょうか?アトツギには比較的多いと思います。




丸腰人付き合いスキルとは?

 自分と境遇が全く異なる人と容易に打ち解けあうスキルの事です。

私はこのスキルによって、今ではたいていの人と親しくなれるようになっています。前述した職人の方々、農家さん、パートのおばちゃん、誰とでも雑談ができるようになりました。以前の自分を想像すると、まるで中身が違うような感じがします。

農家の人なんて共通な話題など全くイメージすらできませんでしたが、今では仲良くお付き合いさせて頂いてます。ポイントは、自分の得意分野の話をしない事。相手の関心事に話題を持っていき、相手の話をよく聴く事、相手に関心を持つこと。これを実現できるのが「丸腰人付き合いスキル」です。上から目線ではなく、相手の人と同じ地面の上に立ち、共感し心を通わせた会話をする。これが出来ると、どれだけ人付き合いが楽しくなることか。多くの学びや気づきを得られるようになることか。。。




では、どうやって獲得できるのか?

「丸腰人付き合いスキル」を身に付けるコツは、不要なプライド、劣等感を捨てることです。経営者にそんなものは一切必要ないと私は思っています。ない方が良い。


これらを手放した人だけが「丸腰人付き合いスキル」を体得できるのです。会話でのポイントは「仕事の話をしないこと」かもしれないです。趣味の話、何気ない日常の話とか最初は雑談が絶対に良い。相手が自分に関心を持っていると感じてくれたら、いろんなことを話してくれるようになります。それまでは自分の話を控えめにする事もコツかな。 


よく考えてみてください。社長になったら全ての仕事を自分ができるわけじゃありません。組織の中でNo1の成績を求められるわけでもありません。


社長とは、支えてくれる社員の力を最大限に引き出し、組織として最大のパフォーマンスを上げることが仕事であり役割です。お山の大将になることが社長の仕事じゃないんですよ。社員のみんなを支える事が仕事なので、手本を見せることが仕事じゃないんです。実務面で社員より秀でている必要もありません。社員が頼れる存在であることが何より大切です。


また、外ですごい経営者に出会ったら謙虚な姿勢で学ばせてもらいましょう。高額なセミナー、経営書籍を読み漁るよりは、実際に成功している経営者から直接話を聞く事の方が何倍もの気づきや学びが得られます。プライドを捨てて貪欲に学ぶ方が絶対に得です。



ということで、今回は「丸腰人付き合いスキル」についてのお話でした。

関心のある方、ご質問のある方はX(Twitter)のDMもしくは弊社のホームページからご連絡ください。


以上

ランナーズ 関根でした。





 


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