このまま社長になって大丈夫か?
- 関根 壮至

- 7月22日
- 読了時間: 4分
更新日:7月22日
私がアトツギとして働いていた際、毎日のように頭をよぎった言葉でした。
不安を抱えながら、親族との不毛な争いに直面しながら過ごした日々を思い出します。
今回は、いわゆるアトツギとされる皆さんが直面する「悩み」について書きます。

本当に苦しかった時、家業で働く後継者の身でありながら転職を考えた事もありました。
私の場合は、2回もあります。ヘッドハンターに相談したら「絶対に今の会社を辞めるべきではない」という説教に近い勢いで転職を思いとどまるように助言されました。
それでも私は揺れ動き、過去に努めていた会社の上司・先輩に相談し出戻りの面接を受けたこともありました。振り返れば、「あー、自分が弱かったな」という反省しかありません。
後継者(アトツギ)の方は、私と同じように揺れ動く時期もあると思いますが、みんな同じような悩みを抱えつつも立派な社長になっているので、今回はそのヒントにして頂ける内容を書きたいと思います。
悩みの種類について
私自身の経験、そして多くのアトツギに聞いた話から言えることして、悩みは大きく3つに分類されるようです。
先代・親族関連・社員との人間関係
先代が実権を手放さず、何もできない閉塞感・無力感
経営者としての力量不足
私も1-3の全てに関して悩んでいましたが、特に3番は悩んでいました。先代である父からは具体的な経営者としての指導をしてもらった事もなく、「俺のやり方を観て覚えろ」ということなのかもしれませんが、体系的で計画的な指導は受けていません。
私だけではなく、多くの後継者の方が悩みとして感じておられることではないでしょうか?
経験するしかない?
確かに。その通りではありますが、そんな非効率な方法で学ぶのは現実的ではないです。
ここで、1-3について要点だけ以下にまとめます。
先代・親族関連・社員との人間関係について
「自分が全て正しい」という思い込みを捨てること
相手をやり込めよう、相手を倒そうという発想を捨てること
肩の力を抜いて自然体で過ごすこと
焦らない、能ある鷹は爪隠す
簡単に人を信用せず、ポーカーフェースを身に着ける必要がある
先代が実権を手放さず、何もできない閉塞感・無力感
焦れば、焦っただけチャンスが遠のく
自分の手柄を立てる前に、先代に手柄にして交代しやすい環境を作る
先代のやり方を正面から否定せず、目立たないように会社を変えていく
先代には、自分にはない強みがある。そこを利用することを考える
争うのではなく、感謝し続け、懐に入ることが大事
経営者としての力量不足
自分の苦手な分野を冷静に把握する(=自社の経営に必要なスキルを分析する)
弱いスキルを鍛える具体的な計画・手段を考える
理論・理屈だけで学ぼうとせず、自社(=現場)から学ぶことが大事
社長になる前に、数字に関する知識だけはマスターすべき
経営を知っている人、成功している経営者の先輩から学ぶ
私の経験から言えるのは、正しい学習方法で学ぶことができれば、6か月くらいで基礎を身に付けることができます。しかし、間違った方法で勉強している場合は、どれだけ時間をかけても成長は実感できない。私の場合、正しい勉強方法を知らなかったので、ひたすら失敗を繰り返していました。
その結果、時間はかかりましたが、自分というソフトウェアに存在したバグが1つづつ、ゆっくりと修正されていき、最終的にはプログラムとして正しく動作するようになったのですが、この方法では、とにかく辛いのです。時間がかかりすぎるのです。
私が失敗の中で学んだことを紹介する勉強会を近日中に開催します。どうやったら悩みを早く解消できるのかお話します。もし、あなたが今、苦しみの真っただ中にいるのであれば、参加してみてください。悩みの渦から抜け出せるヒントがあるかもしれません。
今まで専門家と名乗る人達の話をたくさん聴いてきましたが、やっぱりリアリティを感じることができなかったです。経営者として実務ができるようになった今だから余計に思うのですが、あの講義内容じゃ難しいなと思います。
しかし、私の話は全て私自身が経験した事からヒントになることをお話しますので、きっと腹落ちすると思います。
ご参加をお待ちしています。参加登録は以下のバナーをクリックしてください。
以上、ランナーズ関根でした。





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