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戦争と不安定な世界経済の中で、中小企業はどう生き残るのか

更新日:1月4日

――今、社長が最も注意すべきこと

~経営者のためのブログVol.237~


戦争と不安定な世界経済の中で、中小企業はどう生き残るのか世界を見渡せば、戦争や紛争が各地で勃発し、為替は乱高下し、エネルギー価格や原材料費も安定しない。


「先が読めない」「何が起きてもおかしくない」そんな時代に、私たちは生きています。


こうしたニュースを前に、中小企業の社長であれば一度は、「この先、自社は大丈夫だろうか?」と考えたことがあるはずです。


では、この不安定な時代に、中小企業はどうすれば生き残れるのか。社長は、何に注意し、どんな手を打つべきなのか。





不安定な時代に「当てにしてはいけないもの」

経営を長年やってきて思う事が1つあります。

それは、当てにしてはいけないものが増えた ということです。

  • 世界経済の安定

  • 為替や原材料価格の平常状態

  • 国や業界全体の成長

  • 「そのうち良くなる」という期待


これらは、社長がコントロールできない領域です。にもかかわらず、「景気が戻れば…」「世の中が落ち着けば…」と考えてしまうと、意思決定は遅れます。

不確実な時代ほど、外部環境に期待しない姿勢 が重要です。




中小企業が最初にやるべきは「守り」の再点検

こうした環境下で、まず社長がやるべきことは、派手な成長戦略ではありません。

守りの再点検です。

具体的には、

  • 手元資金はどれくらい持つべきか

  • 固定費は重すぎないか

  • 利益が出ている事業・出ていない事業はどれか

  • 売上が一気に落ちたとき、どこまで耐えられるか

これは「弱気」ではありません。生き残るための前提条件です。

守りが弱いまま攻めると、不測の事態が起きた瞬間に詰みます。

会社の状況には寄りますが、中小企業経営においてホームラン狙いの経営戦略はリスクが高いかなと思います。



社長が今、最も警戒すべき「思考停止」

不安定な時代に、最も危険なのは何か。

それは、社長自身の思考が止まることです。

  • 忙しさで考える時間がなくなる

  • 不安から現場に入りすぎる

  • 目の前の仕事だけに追われる

  • 判断を先送りにする

こうした状態が続くと、会社は静かに方向性を失っていきます。

世界情勢がどうであれ、社長が「考えること」をやめた瞬間、中小企業は一気に弱くなります。先が見えなくても、社長は考えることを止めてはいけないし、希望を見失ってもいけない。つまり、諦めちゃダメという事です。どんなに大変でも諦めたら負け確定です。




生き残る会社の共通点は「選択と集中」

この数年で、明暗が分かれている中小企業を見ていると、共通点があります。

それは、やることを減らしている という点です。

  • 全部やろうとしない

  • 利益が出ない仕事を整理する

  • 得意な領域に集中する

  • 無理な拡大をしない


不安定な時代は、「広げる経営」より「絞る経営」 が賢い選択だと思います。

選択と集中は、守りでもあり、攻めでもありますので。




社長に求められるのは「予測」ではなく「判断」

「この先、どうなりますか?」社長から、よく聞かれる質問です。

正直に言えば、誰にも正確な予測はできません。

だからこそ、社長に求められるのは、予測力ではなく、判断力です。

  • 情報を集め

  • 仮説を立て

  • 最悪のケースも想定し

  • それでも決める

不確実な時代ほど、「正解を探す経営」は通用しません。

決めて、修正し続ける経営が、生き残りの条件です。




中小企業の最大の武器は「意思決定の速さ」

大企業は、不確実な時代になるほど動きが遅くなります。

その点、中小企業には強みがあります。

  • 社長が決めればすぐ動ける

  • 現場との距離が近い

  • 方向転換がしやすい

この 意思決定の速さ を失わないこと。これが、中小企業が生き残る最大の武器です。




今、社長がやるべきこと

まとめると、今の時代に社長がやるべきことは、決して特別なことではありません。

  • 外部環境に期待しない

  • 守りを点検する

  • 考える時間を確保する

  • やることを絞る

  • 早く決め、修正する

派手さはありませんが、これができている会社は、簡単には潰れません。




まとめ

戦争や世界経済の不安定さは、社長の力ではどうにもできません。

しかし、自社の経営をどうするかは、社長にしか決められない。

不確実な時代ほど、社長の役割は重くなります。

だからこそ、現場に埋もれるのではなく、不安に振り回されるのでもなく、

冷静に考え、決め続ける社長であること。

それが、中小企業がこの時代を生き残る、最も確実な道だと私は思います。



不確実な時代を生き抜くための5つの鉄則

  1. 外部環境に期待しない: 景気回復や国の支援を当てにせず、自力で生き残る前提に立つ。

  2. 守りを点検する: 手元資金の確保、固定費の見直し、撤退ラインの明確化を行う。

  3. 思考停止を避ける: 現場の実務に逃げ込まず、社長としての「考える時間」を確保する。

  4. やることを絞る: 利益の出ない事業を捨て、得意領域にリソースを集中させる。

  5. 意思決定の速さを活かす: 予測不能な事態に対し、修正を前提とした素早い判断を下す。




不確実な時代ほど、社長の判断力と役割理解が、会社の生死を分けます。

社長が何を考え、何を決め、どこに時間を使うべきかを体系的に学びたい方は、社長の実務アカデミーをご覧ください。▶ https://www.runs.co.jp/academy




以上、ランナーズ関根でした。


 
 
 

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