top of page

社長がやってはいけない仕事ランキング

経営者のためのブログ Vol.234

~それ、あなたの仕事じゃありません~


「忙しいのに、なぜか会社が良くならない」そんな感覚を持っている社長は、決して少なくありません。

実はその原因、社長が“やってはいけない仕事”に時間を使っている ことにあります。しかも厄介なのは、それらの仕事が一見すると「必要そう」「役に立っていそう」「真面目そう」に見える点です。

今回は、私自身の経営経験と、数多くの社長を見てきた中で確信した「社長がやってはいけない仕事ランキング」 をお伝えします。

ree



第5位|細かすぎる進捗確認・詮索

「今どこまで進んでる?」「それ、いつ終わる?」「順調?」

この手の確認を、毎日のようにしていませんか?

これは一見、マネジメントしているように見えて、実は 社長の不安を社員に押し付けているだけ のケースが多い。


進捗管理そのものは必要ですが、社長が逐一口出しする状態になると、


  • 社員は“指示待ち”になる

  • 自分で考えなくなる

  • 責任感が薄れる


結果として、社長はますます忙しくなります。





第4位|自分が一番詳しい分野の実務

営業が得意だった社長は営業をやり続ける。技術出身の社長は現場から離れられない。経理に強い社長は数字ばかり見ている。

これは優秀な会社員出身の社長ほど陥りやすい罠です。

その仕事、「あなたがやらなくても回るようにする」のが、社長の仕事です。

自分が一番できる仕事を続けている限り、会社はあなたの分身以上に成長できません。




第3位|現場トラブルの火消し役

トラブルが起きるたびに、社長が前に出て調整・謝罪・対応をする。

短期的には助かります。でも長期的には、組織を弱くします。


  • トラブルは社長が解決してくれる

  • 困ったら社長に投げればいい


そんな空気が出来上がると、現場には“解決力”が育ちません。

社長の役割は、トラブルを解決することではなく、トラブルが起きにくい仕組みをつくること です。





第2位|社員の代わりに考えてあげること

「それなら、こうしたらいいんじゃない?」「たぶん、こうすれば上手くいくよ」

一見、親切。でもこれは、社員の思考力を奪う行為 です。

社長が考え、社員が動く。この構図が続く限り、社長は一生ラクになりません。

本来は逆です。

  • 社員が考える

  • 社長が判断する

この役割分担が崩れると、会社はいつまでも“個人商店”のままです。





第1位|「とりあえず忙しくなる仕事」

堂々の第1位は、これです。


  • 目的のない会議

  • 成果に結びつかない作業

  • その場しのぎの対応

  • 「何となく不安だからやっている仕事」


これは最も危険です。


なぜなら、忙しさ=仕事をしている気分を社長自身に与えてしまうから。

でも、会社は一切前に進んでいません。

社長の仕事は「忙しくなること」ではなく、「会社が前に進む判断をすること」 です。





社長の本当の仕事とは何か

ここまで読んでいただいて、「じゃあ、社長は何をやるべきなのか?」と思われたかもしれません。

答えはシンプルです。

  • 会社の方向性を決める

  • 優先順位を決める

  • 人・モノ・カネの配分を決める

  • 判断する

  • 決めたことが実行される仕組みをつくる

これが、社長の実務です。




もし「社長の仕事」が分からなくなっているなら

多くの社長が、真面目だからこそ「やらなくていい仕事」を抱え込んでしまいます。

もし今、

  • 何をやるべきか分からない

  • 忙しいのに成果が出ない

  • 社長としての役割に迷っている


そう感じているなら、弊社が提供している「経営スキル診断」(無料)を受けてみてください。あなたの頭の中の悩み事をプリントアウトしてくれるサービスです。

あなたのモヤモヤがくっきり印刷される
あなたのモヤモヤがくっきり印刷される



まとめ

社長がやってはいけない仕事を手放したとき、初めて「社長の仕事」が始まります。

忙しさから抜け出せない社長ほど、会社は停滞します。

社長は、動く人ではなく、決める人。その役割を取り戻したとき、会社は確実に変わり始めます。



以上、ランナーズ関根でした。

 
 
 

コメント


© Runners Corporation 2025

​ランナーズ株式会社

​〒113-0033 東京都文京区本郷1丁目33-4

UP BASE水道橋 301

  • X
  • Facebook
  • note
bottom of page